作者アーカイブ: tohyama_s - ページ 18

レビュー

映画「いろとりどりの親子」--“障害”を多様性と受容できた親子たちのいろとりどりの幸せ

(C)2017 FAR FROM THE TREE, LLC 子どもや孫の誕生に際して“五体満足であるように”“普通の子どもであればそれで十分”など健常児での誕生が当り前であるかのように待ち望む風景が…
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レビュー

映画「津軽のカマリ」--津軽三味線の“独奏曲”を確立した髙橋竹山の香り立つ人間味

初代・髙橋竹山。1973年には渋谷・山手教会の地下にあったライブハウス「ジャンジャン」に初出演し、その後の定期ライブが若者たちの心を捉え津軽三味線ブームの先駆けとなった。 (C)2018 Koichi…
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レビュー

映画「ガンジスに還る」ーー聖地バラナシで死を待つ父子の機微と解脱への切望

解脱を希求しガンジス河岸の聖地バラナシに着いたダヤとラジーブ父子 (C)Red Carpet Moving Pictures ヒマラヤ山脈の南麓ガンゴートリー氷河を水源とするガンジス。“母なる河”“聖…
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レビュー

映画「Workers 被災地に起(た)つ」ーー東日本大震災の被災地に展開する協同労働での“まちづくり”

大槌町の共生ホーム「ねまれや」 (C)日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会センター事業団 日本に「協同労働」(ワーカーズ)という言葉はどれほど広がっているのだろう。朝日新聞「キーワード」を検索…
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レビュー

映画「エンジェル、見えない恋人」ーー目には見えなくとも存在する“愛”の実体を語るメルヘン

(C)2016 Mon Ange, All Rights Reserved. 姿が見えない特異体質で生まれた少年と盲目の少女とのファンタジーなラブストーリーだが、お互いに見えないことで“愛”の実体を確…
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トピックス

映画「ヴァンサンへの手紙」――ろう者コミュニティの存在と実情を詩情味豊かに表現

エッフェル塔を背景に手話劇を演じるレベント・ベシュカルデシュ (C)2015 Kaleo Films, Le Miroir 「ろう者の存在を知ってもらう映画を作ろう」といっしょに準備していたろう者の友…
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レビュー

映画「教誨師」ーー生と死、罪などの問いを死刑囚らと真摯に向き合う会話劇

死刑囚らとの教誨をとおして自らの過去とも向き合いながら、死刑囚たちの心の寄り添おうとする教誨師を滋味豊かに演じた大杉漣。主役を演じた本作が遺作となった。 (C)「教誨師」members いま日本にはお…
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インタビュー

インタビュー:映画「運命は踊る」サミュエル・マオズ監督ーーフォックストロットは人間が運命と踊るダンス

サミュエル・マオズ監督:20歳の時にレバノン戦争でレバノンに侵攻したイスラエル国防軍戦車の砲撃手として従軍。戦後はベイトツヴィ演劇学校でカメラマンとして学んだのち、映画やテレビ番組制作の演出を手がけた…
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レビュー

映画「顔たち、ところどころ」--出会いこそ感動の原点。自分の顔が街のアートになり誇らしげな人々

タンクローリーに貼り付けられたアニエスの目。アニエス(右)とJR (C)Agnes Varda-JR-Cine-Tamaris, Social Animals 2016 自宅の外壁いっぱいに自分の顔が…
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