アーカイブ: レビュー - ページ 2

レビュー

4月29日号紙面:“悪”への応酬は“力”ではない 『悪と神の正義』 N・T・ライト著 評・山口希生

 聖書が取り扱う2大テーマが「罪の問題」と「悪の問題」であるならば、イエスの十字架は「罪の問題」への神の答えなのだと信じられてきた。イエスは私たちの罪のために死なれ、その死と復活により私たちは罪と死から贖われたのだと。  では、「悪の問題」はどうなのだろうか。神の創造した世界をむ悪の現実、アウシュヴィッツ、広島、9・1…
続きを読む
レビュー

4月29日号紙面:『SMILEFULL DAYS 1 』『キリスト教教育の理論と実践』『人はどのようにして変わるのか』『改訂新版 心の部屋を空けて』

 聖書に基づきながら、子ども、中高生の心と成長に、どのような関わりや語りかけができるか。『SMILEFULL DAYS 1 今日から、笑顔で歩み始めるための12の物語』(沖崎学著 いのちのことば社千404円税込 B6変)でキリスト教主義学校の宗教主事の著者は、イエス・キリストのたとえ話を用いて挑戦した。各物語を話し言葉…
続きを読む
レビュー

映画「さよなら、僕のマンハッタン」--愛情のもつれと罪悪感を解き放つ赦し

ミミに心を寄せるトーマスだが… (C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC 1960年代のフォークロックシーンを代表するサイモン&ガーファンクルのヒット曲“The Only Living Boy in New York”(ニューヨークの少年)が本作の原題。主人公の愛称は“トム”で、歌詞でも呼…
続きを読む
レビュー

映画「father カンボジアに幸せを届けたゴッちゃん神父の物語」

いまも学校を建てたカンボジアの村々や聡子たちを訪問しているゴッちゃん神父。右は最初の里子ラーさん。(C)一般社団法人ファーザーアンドチェルドレン ベトナム戦争以後も長く内戦の混乱が続いたカンボジアの難民14人を里子に迎え、同国の各地に19の小学校建設に尽力してきた後藤文雄神父(カトリック吉祥寺協力祭司、撮影当時86歳)…
続きを読む
ニュース

聖書を現代に視覚化 稲田さん出品 13日まで第18回写真「1_WALL」展

写真界の次世代を発掘する公募展のファイナリスト6人による、第18回写真「1_WALL」展が13日まで東京・中央区のガーディアン・ガーデンで開催中だ。 ファイナリストの1人でクリスチャンの稲田フランコタデオさんは、聖書を題材にした作品を出品した。 写真は6点。テーブルの上に様々な物体が並べられた静物画のような印象。木の十…
続きを読む
ニュース

キング牧師没後50年①:キング牧師の“孤独”を慰めたゴスペル 塩谷達也(ゴスペル・シンガー)

4月4日キング牧師没後50年にちなみ、今日から3日間3者の寄稿をオンラインで掲載します(本紙4月8日号に掲載)。 ◇   ◇   ◇ 「私には夢がある」の演説で知られるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)牧師の死から50年を迎えた。キング牧師は1968年4月4日米国テ…
続きを読む
ニュース

4月1日号紙面:①『ルポ 川崎』②『日本語ラップインタビューズ』③『ラップは何を映しているのか―「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで』

「川崎って罪深い街なんで、聖書がよく合うんですけど、それ以上にラップが合う…」。大韓基督・川崎教会で育ったラッパー、FUNIの言葉だ。聖書を過小評価するものではないだろう。むしろ良い聖書の聴き手は、良いラップ(=川崎=社会)の聴き手になれることを示しているのではないか。  以前本紙に登場した鈴木健さん(川崎市ふれあい館…
続きを読む
レビュー

映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」――信念と“ことば”の政治リーダー像

(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved. 英国とナチス・ドイツが戦火の火蓋を切った時期の英国首相ウィンストン・チャーチル(1874年11月30日~1965年1月24日)。彼が独裁者アドルフ・ヒトラーの野望を見抜き、ヒトラーとの平和交渉を主張する多数の保守派を抑えて…
続きを読む
ニュース

4月1日号:『受難と復活の説教』『被災後の日常から 歳時記で綴るメッセージ』『ヨブ記に見る 試練の意味』

『わが神、わが神 受難と復活の説教』加藤常昭 編 日本キリスト教団出版局 2千700円税込  四六判    日本の歴代の名説教者たちの、十字架の受難と復活についての説教を選んだ。「日本語の説教」を追究し続けた編者が各説教者の神学的背景、牧会歴、著作紹介をし、説教の特徴、分析をする。各説教者は当時の文化人とも言え、時代的…
続きを読む
ニュース

4月1日号紙面:「復活信仰」を深める名著 『新版 キリストの復活』 メリル・C・テニイ著

   もう五十数年も前のことになります。私が神学生だった時、当時来日中のメリル・C・テニイ先生がわが校に立ち寄られ、チャペルでのメッセージと一つの講義を受け持ってくださったのです。今回本書の書評を依頼され、そんなことを思い起こしました。先生は当時60歳前の年齢で、学者として最も円熟した時期ではなかったかと思い…
続きを読む