アーカイブ: レビュー

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4月29日号紙面:『華南中国の近代と キリスト教』

現代において、躍進と規制の両方の面で注目される中国のキリスト教会。近代の始まりから、様々な進展と衝突を経験してきた。従来中国史研究においてはキリスト教の「排外」「受容」の視点で論じられてきたが、本書はそれらを乗り越えようとする方法的な問題意識を持ちながらまとめられた。対象を華南の地、広州付近にしぼり、地域史の視点で排外…
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映画「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」――光州事件の取材記者を帯同した運転手との絆

COPYRIGHT (C) 2017 SHOWBOX AND THE LAMP. ALL RIGHTS RESERVED. 韓国現代史のなかで民主化運動の転換点の一つとされる光州事件(1980年5月18日~27日)。5月17日に全斗煥陸軍少将のクーデターが起こり韓国全土に戒厳状態に置かれ、全羅南道庁のある光州市に20万…
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4月29日号紙面:『キリスト者の世界観 [増補改訂版] -創造の回復-』

 この世界における聖と俗の二分法に注意を向けて、聖書的に豊かな視点を与えた名著の増補改訂版。初版から20年が経ち、N・T・ライトやレスリー・ニュービギンなどからの視点を得て、世界観についての考察を聖書の大いなる物語と宣教の中心的な重要性との両方に結びつける、「より広い文脈」を与えたという。  世界観とは神学や哲学以前の…
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4月29日号紙面:“悪”への応酬は“力”ではない 『悪と神の正義』 N・T・ライト著 評・山口希生

 聖書が取り扱う2大テーマが「罪の問題」と「悪の問題」であるならば、イエスの十字架は「罪の問題」への神の答えなのだと信じられてきた。イエスは私たちの罪のために死なれ、その死と復活により私たちは罪と死から贖われたのだと。  では、「悪の問題」はどうなのだろうか。神の創造した世界をむ悪の現実、アウシュヴィッツ、広島、9・1…
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4月29日号紙面:『SMILEFULL DAYS 1 』『キリスト教教育の理論と実践』『人はどのようにして変わるのか』『改訂新版 心の部屋を空けて』

 聖書に基づきながら、子ども、中高生の心と成長に、どのような関わりや語りかけができるか。『SMILEFULL DAYS 1 今日から、笑顔で歩み始めるための12の物語』(沖崎学著 いのちのことば社千404円税込 B6変)でキリスト教主義学校の宗教主事の著者は、イエス・キリストのたとえ話を用いて挑戦した。各物語を話し言葉…
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映画「さよなら、僕のマンハッタン」--愛情のもつれと罪悪感を解き放つ赦し

ミミに心を寄せるトーマスだが… (C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC 1960年代のフォークロックシーンを代表するサイモン&ガーファンクルのヒット曲“The Only Living Boy in New York”(ニューヨークの少年)が本作の原題。主人公の愛称は“トム”で、歌詞でも呼…
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映画「father カンボジアに幸せを届けたゴッちゃん神父の物語」

いまも学校を建てたカンボジアの村々や聡子たちを訪問しているゴッちゃん神父。右は最初の里子ラーさん。(C)一般社団法人ファーザーアンドチェルドレン ベトナム戦争以後も長く内戦の混乱が続いたカンボジアの難民14人を里子に迎え、同国の各地に19の小学校建設に尽力してきた後藤文雄神父(カトリック吉祥寺協力祭司、撮影当時86歳)…
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聖書を現代に視覚化 稲田さん出品 13日まで第18回写真「1_WALL」展

写真界の次世代を発掘する公募展のファイナリスト6人による、第18回写真「1_WALL」展が13日まで東京・中央区のガーディアン・ガーデンで開催中だ。 ファイナリストの1人でクリスチャンの稲田フランコタデオさんは、聖書を題材にした作品を出品した。 写真は6点。テーブルの上に様々な物体が並べられた静物画のような印象。木の十…
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キング牧師没後50年①:キング牧師の“孤独”を慰めたゴスペル 塩谷達也(ゴスペル・シンガー)

4月4日キング牧師没後50年にちなみ、今日から3日間3者の寄稿をオンラインで掲載します(本紙4月8日号に掲載)。 ◇   ◇   ◇ 「私には夢がある」の演説で知られるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)牧師の死から50年を迎えた。キング牧師は1968年4月4日米国テ…
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4月1日号紙面:①『ルポ 川崎』②『日本語ラップインタビューズ』③『ラップは何を映しているのか―「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで』

「川崎って罪深い街なんで、聖書がよく合うんですけど、それ以上にラップが合う…」。大韓基督・川崎教会で育ったラッパー、FUNIの言葉だ。聖書を過小評価するものではないだろう。むしろ良い聖書の聴き手は、良いラップ(=川崎=社会)の聴き手になれることを示しているのではないか。  以前本紙に登場した鈴木健さん(川崎市ふれあい館…
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