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映画「標的の島 風かたか」――伸張する先島諸島の基地化、拡張する草の根の反対運動

沖縄県東村高江のヘリパッド基地建設に抗議する住民の生活と意見を追った映画「標的の村」(2013年)、普天間基地“移設”の欺瞞性を衝いた「戦場ぬ止み」(2015年)に続くジャーナリストで映画監督・三上智恵さんの長編ドキュメ
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映画「日本と再生 光と風のギガワット作戦」--世界で活況著しい自然エネルギー発電の“いま”をルポ

脱原発訴訟弁護士であり映画監督・河合弘之として「日本と原発 私たちは原発で幸せですか」「日本と原発 4年後」に続く第3作目。前2作品は原子力発電の危険性を訴え続け、本作ではポスト原発のエネルギー対策としての「再生可能エネ
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映画「雨の日は会えない、晴れの日は君を想う」--システム社会に埋没した心の壊滅と再生

甘美なラブドラマを期待したくなりそうな詩的な邦題だが、その点は要注意。原題は破壊を意味する“Demolition”で、優秀な投資銀行マンが無感情になっていることに気づき、壊滅状態にある自分の心の再生をめざす物語。邦題は心
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映画「息の跡」--町を襲った大津波の記憶を書き綴り“希望の種”を書き残すたね屋さん

いきなり始まる。街道沿いにポツンとプレハブ建てのたね屋さんが一軒。せっせと作業をしていた店主のおやじさんは、夜になると英語の自著を朗々と朗読する。このおじさん何者?。なんのために英語で…?。それらのことが分かるのに少し時
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映画「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」--難民の遭難とのどかな暮らしが交差する島

紛争、飢餓などでやむなく母国を出航しヨーロッパを目指して地中海を航行する難民ボート。粗末な一隻の船に数十人、数百人がすし詰め状態に押し込められ船内で病死する者も少なくない。難破すれば緊急無線を受信した近隣の島の港を出動し
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映画「汚れたミルク あるセールスマンの告発」――巨大国際企業の強引拡販の行き過ぎに単身抗議した男

レストランなどに入れば安全できれいな水がタダでサービスされる日本。だが、安全な水道のインフラストラクチャーが整備されていない発展途上国や紛争地域では地下水やたまり水など不衛生な水で調理や粉ミルクを溶いて乳幼児が栄養失調や
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[レビュー]生き方、家族、信教の自由、アメリカ映画、高山右近

2月21日レビュー面では、生き方、家族、信教の自由、アメリカ映画、高山右近などに関する書籍を紹介します。 ○“服従”が“思考停止”となるとき 評・工藤信夫=平安女学院大学名誉教授、精神科医、医学博士 『従順という心の病
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トピックス

3・1ビキニデーを前に核実験の今日的影響を追ったドキュメンタリー上映と監督トーク開催

1954年(昭和29)3月1日、アメリカがミクロネシアのマーシャル諸島内・ビキニ環礁で水爆実験を行ない、爆心地から150kmほどの距離で操業していた日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が死の灰を浴びて帰港した。この事件を忘れな
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映画「たかが世界の終わり」--家が安らぎの港ではないことの悲哀

自分の余命を覚悟した30代の若い男が、そのことを疎遠になっていた家族に告げるため久しぶりに帰郷する。その一日に満たない若い男と家族の心のすれ違いを心理サスペンス効かせて痛々しく描いていく。心の安らぎを求めて帰港した我が家
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映画「家族の肖像」--1970年代の耽美な貴族的階級社会の退廃と凋落の肖像

イタリア映画の名匠で完全主義者と称されたルキノ・ヴィスコンティ監督晩年の代表作「家族の肖像」が、生誕110年・没後40年メモリアル作品として2Kデジタル完全修復版で蘇えった。ローマで美術史を講じる教授の絢爛な美術絵画の館
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