アーカイブ: 映画 - ページ 55
インタビュー:ジャ・ジャンクー監督――映画「罪の手ざわり」に見る抑圧された魂の叫び
監督:ジャ・ジャンクー 長篇監督デビュー作「一瞬の夢」が98年ベルリン映画祭ヴォルフガング・シュタウテ賞を受賞。第2作「プラットホーム」は2000年ヴェネチア映画祭コンペティション最優秀アジア映画賞に…
映画「A2-B-C」――いま大切なのは健康被害状態のチェック
©Ian Thomas Ash 2013 3年前には、首都圏で放射線量の高い地域のトピックスが連日のように報じられていた。いまは、首都圏のマスコミに取り上げられることはほとんどない。今年4月には、原発…
映画「とらわれて夏」――夏の終わり、人生で大きなものを喪失した心に訪れた大きな転機
フランクはヘンリーに車のタイヤ交換の仕方を教え、母子に野球のバッティングを教える。アデルとヘンリーにはファミリーな安らぎのひとときがよみがえる ©MMXIII Paramount Pictures C…
映画「朽ちた手押し車」――重い認知症と難病の両親の介護を支える家族愛
認知症のことが、まだ一般的に'ボケ''痴呆'と呼ばれていた30年前。家族のなかでの老々介護、病苦から安楽死での解放を願う患者と家族という重いテーマを正面からリアルに描いていたことで'お蔵入り'になって…
映画「神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃」――トルコ軍大宰相と修道士の信仰の相克
決戦の日。オスマン帝国軍に切り込んむ神聖ローマ連合軍 ©2012 Martinelli Film Company International srl - Agresywna Banda 原題は'168…
映画「ある過去の行方」――怖いほど深く心のすき間と愛憎を刻み込まれる心理サスペンス
それぞれに疑心暗鬼を抱きながらも新しい関係をもとうとしているマリー=アンヌとサミール。 ©Memento Films Production ? France 3 Cinema ? Bim Distri…
映画「パンドラの約束」――“反原発”環境保護論者が“原発推進”へ転向した軌跡
「New Yorker」誌の時代より反原発派ジャーナリストとして知られていたグイナス・クレイヴァンズ氏は、『原子力の真実』を発表以来'気候変動危機の解決手段としての原子力'についてアピールしている。 …
映画「ネルソン・マンデラ釈放の真実」――無私の行動で歴史を動かしたビジネスマン
©INDELIBLE MEDIA PTY LTD 2013年12月5日(木)、南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)に非暴力抵抗で指導し、1990年2月に27年間の獄中生活から釈放されて後に初代大…
インタビュー:オ・ミヨル監督(映画「チスル」3月29日)――タブーだった“済州島4・3事件”
済州大学で美術を専攻したのが契機となり、演劇や様々なパフォーマンスの演出を経て映画監督に。長編作品は「アイゴ、それほどのことでも」(2009年)、「ポントル」('10年)、「イオ島」('11年)、「空…
映画「フルートベール駅で」――いわれなき“偏見と恐怖感”の犠牲者
©2013 OG Project, LLC. All Rights Reserved. 人間が生まれながらにもつ性質の腐敗を'原罪'と呼ぶならば、人種差別はその顕現したものといえるのではないだろうか。…