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ハンセン病患者の隔離政策を進めた「らい予防法」が1996年に廃止されてから20年。2001年の「ハンセン病国賠訴訟」原告勝訴判決を経て、入所者、退所者、家族の実際はどうか。キリスト教会も関わってきた。

公益社団法人好善社は「『らい予防法廃止から20年』〜人間回復への願いと私の闘い」を関西と関東で開催。東京は6月25日に、東村山市の国立ハンセン病資料館で開かれた。講師は森元美代治(NPO IDEA ジャパン代表 元国立療養所多磨全生園入所者自治会元会長)。

当初講演予定だった佐川修さんの体調不良のため、森元さんが語った。一般、教会関係者、キリスト教学校の生徒らも聴講。

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鹿児島県生まれ。14歳でハンセン病を発症した。隔離入園した経験、隔離政策の中での高校、大学、就職の苦労、再発の苦痛、家族の苦しみと関係、日本で発症したインドネシア人の妻美恵子さんとの出会い、「らい予防法」廃止運動のいきさつなどを話した。

カトリックの信徒であり、聖書のサマリヤ人のたとえを引用し、「ハンセン病のみならず、様々な差別を受ける人、悩みを持つ人がいる。ぜひそのような人の隣人となり、人生を歩んでほしい」と励ました。

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