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2016年8月14日号2面

東日本大震災や熊本地震をはじめ、全世界を包む苦難と不条理の中で、いかに聖書の御言葉に聴き、祈るか。被災体験者の証言と聖書の証言の対話を聖書学者らが試みた。

青山学院大学総合研究所プロジェクトの5年がけの成果として今年3月に刊行された『3.11以降の世界と聖書 言葉の回復をめぐって』(福嶋裕子、大宮 謙、左近 豊、スコット・ヘイフマン編著、日本キリスト教団出版局)を記念し、シンポジウム「苦難と不条理の中でいかに聖書を読むか」が7月1日、東京・渋谷区の日本基督教団美竹教会で開催された。

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東日本大震災の言葉を失うような悲嘆の証言や事例を挙げながら、「伝わらぬ哀しみを抱えて─哀歌の場合」、「苦しみと奇跡物語のはざまで」、「言葉の回復とは」などのテーマで、発題・討論がなされた。

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平和に関わる賛美歌や祈祷文の交読、自由祈祷、黙想のときもあった。東北地方からも牧師らが駆けつけており、講演や祈りに耳を傾けていた。

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