劇映画「母 小林多喜二の母の物語」(監督/山田火砂子、製作/株式会社現代ぷろだくしょん)の製作発表記者会見が8月23日、東京・中央区銀座の三笠会館で開かれた。同映画はプロレタリア文学作家・小林多喜二の母を描いた三浦綾子の小説『母』を映画化したもの。当日は山田監督、多喜二の母セキを演じる主演の寺島しのぶさん、多喜二役の塩谷瞬さん、多喜二の父末松役の渡辺いっけいさん、多喜二の弟役の水石亜飛夢さん、近藤牧師役の山口馬木也さんが映画への意気込みを語った。
84歳の山田監督は「東京大空襲を経験し戦時中を知っている者として、いつか多喜二の映画を撮りたいと思っていた。あの戦争でたくさんの子を亡くしたお母さんの心情は、多喜二の母の心情と同じではないか、と。母から子を奪わないで欲しいという信念のもとに、撮ろうと思った」と語った。寺島さんは、「この作品に対する山田監督の熱を感じ、山田監督という人間に惚れ込んでしまった。原作を読んで、本当に海のように広い母親の母性、女性の芯の強さを感じた。母の目を通して、多喜二を日本全国の皆様に知っていただきたい」と語った。

2016年9月4日号1面

公式サイトURL http://www.gendaipro.com/haha/index.html (次号で詳細)
山田火砂子寺島
DSC_0243母製作発表会