「事務管理運営(アドミニストレーション)は、宣教(ミニストリー)の一部と言うよりも、宣教そのもの。私はそう考えています」。そう語るのは、2014年から東京・千代田区神田駿河台にあるお茶の水クリスチャン・センター(OCC)の常務理事に就任した山崎龍一さん(53)だ。
山崎さんはそれまでキリスト者学生会(KGK)の主事として、長年、学生伝道に携わってきた。KGKでは総主事も2期務めた。だが、山崎さんの真骨頂は、事務局長としての働きだったかもしれない。献金で支えられている学生伝道団体の経済状況を立て直し、主事たちが安心して宣教活動に打ち込めるよう、遅配が多かった給料体系を安定させた。また5年、10年先を見越した取り組みをし、その礎をある程度築いてから次の人にバトンを渡してきた。
山崎さんは言う。「一見、ミニストリーとはあまり関係ないように見えるので、事務管理運営はなおざりにされやすい。でも宣教団体も、きちんと管理運営することが、宣教の土台になるということを、KGKの頃から感じて、取り組んできました。一見この世のことと思われている資金繰りや土地の権利関係、ビルの不動産管理運営などを、キリスト教的視点をもってしっかりすることが大切なのです」

2016年9月4日号6面
画像 1263OCCビル