国立がん研究センターの2012年データによれば、現在、日本の女性の11人に1人が一生の間に乳がんにかかると言われている。一方、早期発見すれば、乳がんの死亡率も低下するという。世界的にピンクリボン(乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進する運動)に注目が集まる10月、認定NPO法人乳房健康研究会と銀座教文館との共催で、「銀座ピンクリボンウィーク2016」が、14日から20日まで、東京・中央区銀座の教文館3階ギャラリーステラで開催される。
 内容は▽展示=日本のピンクリボン運動の歴史、乳がんの早期発見啓発活動について、▽体験コーナー=ハンドマッサージ、触診モデル自己検診の仕方体験、▽ブックフェア=乳がん関係の本、がんサバイバーなどの本の販売、▽トークショー(ブックフェア著者によるトークショー&サイン会)=○平日午後2時〜、6時〜、○土曜日午後2時〜、4時〜、6時〜、○午後2時30分〜、4時30分〜、▽グッズ販売(オリジナルリボングッズ)=アクセサリー、DVD、ブレストケアノート、がんと働くリワークノートなど。
 企画を中心的に進めてきたのは、日本でピンクリボン運動を推進し、認知度90%以上に広げてきたクリスチャンの岡山慶子(主催者理事)、高木富美子(主催者常務理事、事務長)両氏。2人は「クリスチャン、教会の方々にも乳がんの正しい知識を知ってほしいと、今回、教文館で開催することになった。トークショーの講師にクリスチャンもいるので、ぜひ多くの方々が足を運び、乳がんへの知識を深めてほしい」と願う。問い合わせはTel 03・6278・8720、Eメールinfo@breastcare.jp(事務局・井上、高木)。
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