img_3464

日本画を専門とするアーティスト、マコト・フジムラ氏による「マコト フジムラ個展−11月の花−」が11月8〜19日(午前11時〜午後7時)、東京・杉並区西荻北の数寄和で開催されている。

伝統的製法で漉いた楮紙に制作した作品をモダンな掛軸に仕立てて発表。9日はトークショーが開かれた。聞き手を小野塚力氏(国文学研究者・日本キリスト教文学会会員)が務めた。

作品の背後にある思い、言葉を超えた葛藤、目に見えない世界について、翻訳中の『沈黙と美』などについて語った。「文化を養うことを意図的にしていかないと、世界は破壊の方向に向かうように見える」と世界情勢を意識して話す場面もあった。

img_3465

フジムラ氏は、現在は、フラー神学大学ディレクター、ブレームセンター長。2003年、美術家としての実績と、9・11同時多発テロ事件の影響を受けた作家たちを励ます活動(トライベッカ・テンポラリー)が認められ、ホワイトハウス文化担当顧問に就任(09年任期満了)している。TEL03・3390・1155(数寄和)

【関連記事】
福音版12月号 週刊本紙および『百万人の福音』と連動企画 神は沈黙を通して語られる 画家 マコト・フジムラ さん 2016年11月9日
日本画家マコト・フジムラ氏 遠藤周作『沈黙』にちなみ『沈黙と美』刊行 11月都内で個展2016年10月27日
○“美”を教会から実現する  連載 「文化ケア」と教会 第5回・最終回2016年2月10日

▽週刊クリスチャン新聞は電子版も配信(毎号発行日前々週の金曜日)します▽
ウェブ版http://クリスチャン新聞.com/csdb/

電子紙面版http://kotobasha.e-manager.jp/

一部の記事を閲覧できる「無料版」、すべての記事を閲覧できる「有料版」があります。
有料版では紙面版、ウェブ版、オンラインHP http://クリスチャン新聞.com/(速報なども含む)のすべての記事、バックナンバーの閲覧、情報ブックweb版http://クリスチャン新聞.com/jb/の利用ができます。