「『私たちの兄弟たち、さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい』(ヤコブ1・2)。この御言葉は、本当に真実です…」。森祐理さんはしみじみとそう語る。2017年が福音歌手デビュー25周年だ。その歩みは、阪神淡路大震災で亡くなった弟の渉さんの死、声が出なくなる試練、森さんをずっと支え続けてきた最愛の父・茂隆さんの死など、数々の苦しみ、痛みの連続の日々だった。だが、「苦しみは苦しみで終わらなかった」と森さんは力を込めて言う。その数々の苦しみ・痛みが、大震災や自然災害で苦しむ人々に寄り添い、歌で支援する大きな力になり、試練が次の道へのステップにつながっていったと語る。森さんに話を聞いた。【中田 朗】(2017年1月1,8日新年合併号で詳細)
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