今年はドイツロマン派の作曲家で指揮者のフェリックス・メンデルスゾーン(ヤコプ・ルートヴィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ、1809年2月3日-1847年11月4日)の生誕200年にあたる。賛美の曲を多く残した作曲家メンデルスゾーンの生涯を、語りと演奏でたどる記念コンサートが、東京・国立市の「くにたち市民芸術小ホール」地下1階スタジオ(http://www.kuzaidan.com/hall/ )で、11月20日(金)午後3時からと午後7時からの2回公演される。入場料は2,000円で、完全前売り制(申し込みは、携帯:080-5007-4426、E-Mail:andantei4u@yahoo.co.jp )。

20歳にしてJ・S・バッハの「マタイ受難曲」をバッハの死後初めてベルリンで公演しバッハ復興に大きな功績を残したフェリックス・メンデルスゾーン。この記念コンサートでは、女性作曲家でピアニストでもあった姉のファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル役(須貝まい子)を語り部に、ユダヤ教からキリスト教に改宗したメンデルスゾーンの人柄と作品を演じることで紹介していくユニークな構成と演出(津々見俊丈)。姉ファニー役の須貝まい子さんは、「メンデルスゾーンを立派な信仰者としてではなく、比較的弱い人間として描かれているところに、親近感もわきますし、神様の存在の大きさも感じられます」と、抱負を語っていた。

出演は、今仲幸雄(バリトン)、北方奈津子(フルート)、吉江泉(ヴァイオリン)、竹内晃二(ピアノ)、須貝まい子(語り)。構成・演出:津々見俊丈、音楽監督:竹内晃二、照明操作:大川千秋。企画・制作は安談亭。