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防衛省が新たに設けた「安全保障技術研究推進制度」による競争的資金の提供を前に大学は揺れる。
日本学術会議は、安全保障と学術の関係について検討する委員会で様々な意見が交わされた。軍事研究を禁じる従来方針を継承する新たな声明案を作成、4月の学術会議総会でまとめる。

このような情勢の中、ドイツからの知見も踏まえたシンポジウム「軍事研究と大学」が、3月19日、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)主催で港区の同大学で開かれた。日本パグウォッシュ会議が後援。

ドイツから「軍事研究開発と学界」の題でユルゲン・シェフラン氏(ハンブルク大学教授)、日本からは「戦後日本の科学者の平和主義:その今日的意義」の題で、山崎正勝氏(東京工業大学名誉教授 )、「“軍学共同”と日本学術会議のいま 」と題して小沼通二氏(PRIME研究員、慶応大学名誉教授)が報告した。

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