加齢による体の変化に目を向け、日常生活だけでは維持しにくい柔軟性、バランス、筋力を、ストレッチにより維持増進することを目指す「ストレッチ*カフェ」(「ストレッチを楽しむ会」主催)が、4月18日、改革派・横浜中央教会(立石章三牧師)を会場に開催された。【髙橋昌彦

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 会の冒頭、牧師の立石さんは「聖書には、人間にはストレッチが必要だと書いてある」と、「競技をする人は皆、すべてに節制します」(Ⅰコリント9章25節、新共同訳)を引用。「この節制は、メンテナンスをする、という意味。今日は体のメンテナンスの仕方を学びましょう」と勧めた。

 お祈りに続いて、この会の開催に協力している歯科医師の平山健さんが挨拶。加齢と、無理な姿勢で長年歯科治療を続けてきたことによる腰痛や、首、肩の痛みなどに悩まされてきたが、夫婦でストレッチ教室に通うことで心身ともに健康になった体験を披露。「ぜひ、みなさんにも紹介したい」と語る。

 インストラクターは、髙橋弘太郎、奈穂夫妻。ともに学生時代から体操競技を続け、現在は各種運動教室等で体操指導を行っている。髙橋さんによると、ストレッチの効用は、筋肉を動かすことにより血流がよくなること、日常生活で前かがみになりがちな体をもとに戻し姿勢がよくなること。しかし「体が痛いときは無理にしないでください」。この日はイスに座って行う、あまり体を動かさないストレッチを体験した。
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 まずは正しい姿勢でイスに座る。背もたれは基本的に使わず、背を離して座る。座っているときの良い姿勢は、耳、肩、お尻が一直線になっていること。背中が丸まったり、あごが上に向いたりしないように。上から糸で引っ張られている感じだという。この姿勢を学んでから、肩、腕、首、心臓から一番遠い足のウラ、足首、すねの両側、お尻、背中、股関節等、様々な部位のストレッチを40分にわたって体験。軽く汗をかいた。
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 歯科医の平山さんによる、あご、顔の筋肉のストレッチも指導。ふだん気にしないところにも筋肉の存在を実感した。お茶を飲みながらの歓談では、「コリがほぐれた」「痛みが軽くなった」などの感想に混じって、「礼拝中にイスの正しい姿勢を心がければ、居眠り防止になるかも」などの声も聞かれた。

 次回の「ストレッチ*カフェ」は5月16日10時半より同所で。定員17人、参加費千円。問い合わせ、申し込みは、Qstretch.tks@gmail.com、O045・331・1688まで。

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