「共謀罪」(テロ等準備罪)が参議院で審議され、6月14日現在、与党が強行採決による参院通過を図る中、キリスト者有志は8日、「『共謀罪』法案に反対し、廃案を求めるキリスト者有志の声明」を発表。13日には東京・千代田区永田町の参議院議員会館で記者会見が行われ、呼びかけ人の安海和宣氏(ビサイドチャーチ東京牧師)、星出卓也氏(長老教会・西武柳沢キリスト教会牧師)が、声明の内容と経過、賛同者の声、国会議員要請行動の報告を行った。
 呼びかけ人は牧師、神学校教授、宣教団体職員、信徒、クリスチャンの弁護士、憲法学者、大学教授ら45人。ネットでの呼びかけに応じた賛同者は14日現在1,005人で、呼びかけ人と合わせて1,050人。11日(860人)までの内訳はキリスト者が74%、キリスト者以外が20%、無回答が6%。回答者の約48%が、「過去を忘れてはいけません」、「監視社会にしたくありません」、「国家主義に傾倒していくことを深く危惧しています」、「この法案でテロは防げません」、「よくぞ声を挙げてくれた」,「主のご介入と義がなされますようにお祈り致しております」など、「ひとこと」に自分の思いや意見を寄せている。 「『共謀罪』法案に反対し、廃案を求めるキリスト者有志の声明」の全文と賛同署名は、URL http://kyoubouzaijesus.blogspot.jp/ から。(6月25日号で詳細)【中田 朗】