神奈川県横浜市瀬谷区北新にある日本チャーチオブゴッド教団瀬谷キリスト教会(富安敦牧師)では、毎週水曜日午後2時半から4時まで、教会の1階入口にいろんな種類の駄菓子を並べ、駄菓子屋「ハレルヤ!! だがしや」を開いている。
 記者が訪問した7月12日は、気温32度のうだるような暑さ。それでも、学校帰りの子どもたちや親子連れが次々と、駄菓子を求めてやってくる。グミ、ラムネ、チョコレートなど駄菓子はすべて10〜30円で、串の先っぽが赤いとおまけがもらえる「きなこ棒」は大人気だ。「おばちゃん、これちょうだい!」。相手をするのは、牧師夫人の富安智弥さん。開店してまもなく、教会の1階入口は子どもたちのたまり場と化した。母親たちは、駐車場でおしゃべりに花を咲かせていた。その日は、30人ほどが集った。
 始めたのは2015年の秋。「子どもがお菓子を買っている間、親がおしゃべりするような場がほしかった」と、智弥さんは教会で駄菓子屋を始めた。その後、「ハレルヤ!! だがしや」は、口コミで広がり、多い時は40〜50人集まることも。地域の子どもたちが教会に足を運んでもらえる、良い機会になっているという。(8月中の号で詳細予定)