大きな頭で微笑む子どもの絵で知られる英国出身のクリスチャン画家マッケンジー・ソープさんが今月、東京・日本橋三越デパートの英国展開催を機に来日。作品の展示販売に合わせて6日、同デパートでトークショーが行われた。
ソープさんは読み書きに困難のある学習障害(ディスレクシア)を持ち、学校生活や就労の現場で周囲からの強い偏見や差別的な暴言に悩まされた経験がある。
今回の展示作品の一つ「シーズ・オブ・ラブ」は、大人が愛の種を植えることにより、子どもたちがその愛の花を受け取ることができる、という作品。暗雲の中で大地にハートの種を蒔く人が描かれている。暗雲は人生の困難を、暗い大地は多様な人を表している。「私たちは自分が暗雲の中にいても、あらゆる人種、宗教、環境の人に愛を運ぶことができる」(次号で詳細)
英国展は12日まで。10日にも午後3時から、マッケンジー・ソープさんのトークセッションとサイン会が行われる。
英国展と作品に関する問い合わせは江夏画廊株式会社。URL http://www.enartsu.co.jp/