旧日本への回帰、平和憲法の危機を迎えているという政治状況の中、戦時中の苛酷な出来事を経験したキリスト者の証言を聞く「戦争体験者による第1回証言集会」(日韓教会協議会主催)が11月18日、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開催。元特攻隊志願兵の武藤清氏(90)=日本基督教団隠退牧師=が「『従軍慰安婦』今なぜなのか」、元海軍将校の渡辺信夫氏(94)=日本キリスト教会牧師=が「私の戦争体験 その1」と題して証言。武藤氏は、特攻隊員に志願した時のことを証言し、渡辺氏は「この戦争時にあった悪徳は、戦争のない今の社会にも起こっている」と指摘した。(12月10日号で詳細)