奈良市の住宅街に若草山を望む美しい教会が、昨年秋に誕生した。人々の幸せと希望と愛と信仰を四つ葉に託して命名した単立・よつばキリスト教会。牧師の東たつおさん一家が、自宅から数軒隣りで売りに出されていた中古住宅を買ってリフォームした。外壁と屋根以外のデザインや工事のほとんどはDIY(専門業者ではない人がする自作や修繕)の得意な東さんが手掛け、建物の内外のあちこちが、家族や友人たちの手で整えられたり修繕されたりした、多くの愛が寄せ集まって完成した会堂だ。ここに根を張り、実を実らせ「幸せを分かち合える教会になりたい」と、歩み始めた。【藤原とみこ】(2月18日号で詳細)