19世紀のイギリスで路傍伝道から始まった救世軍ブラス・バンド。金管楽器の達者なクリスチャン一家が、救世軍創立者ウィリアム・ブースの伝道活動をその演奏で助けたことに端を発している。ブースはブラス・バンドが神を賛美する楽器としても、伝道活動でも効果的であるとして、救世軍に導入した。これが今や世界で6万人を超す楽隊員が奉仕する救世軍バンドに発展して、各地の救世軍小隊(教会)の礼拝や伝道で活躍している。日本最初のブラス・バンドも、明治時代に宣教のために来日した救世軍によって誕生した。(2月25日号で詳細)