聖書に登場する数々の女性の中から「贖いの物語」において特に重要な12人を選んだ。「聖書は女性の地位を高めてきた」と強調する。一方で、聖書が描く女性の役割に注目し、フェミニズムの流れには注意を払う。それぞれの人物は弱さや欠けがありながら神の働きかけで励まされ、成長する。一人ひとり歩みについて、聖書に沿いながらページを割いて丁寧に解説。時代背景、人間関係の中での葛藤、内面の変化、決断、行動を鮮やかに浮かび上がらせた。その情熱的な文章を輪読しながら味わい、グループの学びとして用いるのもいいだろう。巻末に各章の学びのための問いがある。著者の前著は『12人の普通の男たち』。

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