一つの賃貸住宅を複数人で共有して暮らすシェアハウス。欧米では広く普及している居住形態だが、日本では最近、やっと注目を集めて来たばかりで、まだまだ知られていないスタイルでもある。このシェアハウスを「グレイス・ハウス」の名称で愛知県名古屋市内で始めたのが、シンガポール、中国・上海で生活した体験のある石原和恵さん(グレイス・ハウス代表)だ。石原さんは、シェアハウスを始めた理由をこう語る。「2030年には、日本人の3分の1が一人暮らしになると予測されている。大変な時代がやってくる。私はシェアハウスを通して、多くの人たちの〝孤独〟を癒したいのです…」【中田 朗】

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