6月12日に開かれるトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による首脳会談で、拉致問題が取り上げられか注目が集まる中、「第20回横田早紀江さんを囲む拡大祈祷会」(横田早紀江さんを囲む祈り会、全国ブルーリボンの祈り会主催)が5月17日、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開かれた。拉致被害者の横田早紀江さんは証しで、「米朝会談がこれから持たれますけれども、国と国の心理作戦、駆け引きの中でどのようになっていくんだろうと。喜びもあるかもしれないけれども、また何が起こるか分からないので、期待と不安の真ん中の気持ちでいる」と複雑な心境を明かした。
 当日は横田さんの証し、西岡力氏(救う会会長)の近況報告の後、國分広士氏(JECA・中野島キリスト教会牧師)が詩篇103篇8節から「あわれみ深い神に祈ろう」の題でメッセージ。続いて、工藤輝雄氏(日本ホーリネス教団牧師)、森繁ツル子氏、榊原邦子氏が「北朝鮮による国家犯罪である『日本人拉致』が、今回の米朝首脳会談等によって完全解決への道に進むことができるように」と、課題を挙げて代表祈祷し、続いて2、3人に別れて祈り合った。(6月3日号で詳細)