日本国際飢餓対策機構(JIFH)のスタッフ2人が7月10日、川の堤防が決壊し浸水、多くの溺死者を出した岡山県倉敷市の真備町地区に入った。伊東綾スタッフによると、「道路からは水が引いているが泥まみれであり、運転しずらいところもある。多くの水田は泥をかぶって、全く様変わりしてしまっている」という。
以下は伊東スタッフのコメント。
「田植えが終わったと思われる水田も水浸しで、これから収穫を迎える果物ハウスも被害を受けている。真備町の市街地は店舗、一般住宅ともかなりの数が浸水しており、トイレもどこにいけばいいのか分からない。家の片付けは家族でされているようだ。当機構は地元の支援ネットワークによる活動をしており、ボランティア申し込み窓口はない。ボランティア活動については、現地で検討している段階だ。当機構は現地からの要請に応えるため、持参したパンの缶詰に加え、愛知県名古屋市のアイリン株式会社の支援協力として提供していただいた女性用の下着(子どもと大人用パンツ)計600枚を避難所に配布させていただきます」(写真提供=JIFH)