参議院議長 山崎正昭様

衆議院議長 大島理森様

 

私たちは、「安全保障関連法案」に反対し、廃案を求めます。

私たちは、1993年に第二次大戦下における日本ナザレン教団の戦争責任告白をし、「私たちの国が侵略戦争をしたという過去の事実をたえず想起し、このような罪を再び犯さないためにあらゆる努力をする」ことを、日本、アジア、世界の人々に約束いたしました。安倍晋三内閣が閣議決定し、国会に提出した「安全保障関連法案」は、圧倒的多数の憲法学者が指摘しているように、戦争の放棄を定めた憲法9条に反する法案です。

イエス・キリストは「剣をとる者は剣で滅びる」と語られ、「平和を実現する人々は幸いである」と言われました。集団的自衛権という軍事力(剣)に依らず、文字通りの“積極的平和外交”により、憲法9条を有する国家として相応しい政策を遂行することを求めます。日本国憲法は過去の侵略戦争と軍国主義の政治を反省し、平和と民主主義を願う人々、歴代政府によって堅持されてきました。戦争のない平和なアジアと世界を願う私たちは、憲法9条を破壊し、国民主権をないがしろにする法案を認めることができません。「安全保障関連法案」の速やかな廃案を求め、日本国憲法9条を守り、生かすことを強く求めます。

 

2015年7月14日

日本ナザレン教団     理事長 古川修二

日本ナザレン教団社会委員会委員長 関谷信生

〒153-0042  東京都目黒区青葉台4-7-6

 

 

2015年度教団標語 「主に信頼し、善を行え」(詩篇37篇3節)

 

全国ナザレン教会の教職、信徒の皆様

 

平和のための祈りと活動について

2015年7月16日

日本ナザレン教団

理事長 古川修二

主の御名を賛美いたします。

いつも主のため、教団のため、教職にある先生方はじめ信徒の皆様の篤いお祈りと、尊いお働きに心から感謝しています。

早速ですが、現在国会においては「安全保障関連法案」が衆議院において強行採決されつつあり、戦後70年間続いてきた日本の平和主義を根底から覆そうとする大問題となっています。これに対し、教団では、理事長と社会委員長の協議がなされ、理事会で検討の結果、理事長及び社会委員長の差出人名、2015年7月14日付けをもって、衆参両院の各議長あて、1993年に行った「日本ナザレン教団の戦争責任告白」に基づいて「安全保障関連法案」に反対し、廃案を求める書状(添付別紙)を発信いたしました。

 

以下に日本ナザレン教団が1993年3月に採択した「戦責告白」を記載しておきます。

 

第二次大戦下におけるナザレン教団の責任告白

 

わたしたち日本ナザレン教団は、唯一の主であるイエス・キリストの名のもとに集められた信仰共同体として、平和を求めるものであることをここに表明し、次のように決意をいたします。

わたしたちの国は、先の侵略戦争において、アジア諸国及びその他の国の人々、並びに我が国の同胞に対して、多くの悲惨と苦難を与えました。

わたしたち日本ナザレン教団に属する教会は、この侵略行為に反対することをせず、むしろ協力してきたことに心を痛め、悔い改めます。

さらに、わたしたち日本ナザレン教団は、戦後四十八年もの間、悔い改めを公にしないままにきたことを懺悔し、ゆるしを請い求めます。

わたしたちは、わたしたちの国がこの戦争をしたという過去の事実をたえず想起し、このような罪を再び犯さないためにあらゆる努力をすることを約束します。

わたしたちは、この悔い改めに基づいて、あらゆる機会を捉え、将来に向けて、広くアジア諸国及びその他の国の人々、並びに在日外国人との和解を求めていくことを心から決意いたします。     1993年3月15日 日本ナザレン教団理事長 樋口茂

かつて私たちが、このように告白したことを強く念頭に置き、今のこの時代において、まさしく「時」を認識しつつ、教団挙げての広範な論議を経て、2015年10月に沖縄で開催される「全国教職者会」までに、教団の全体的意見を集約し、もし可能であれば、更に具体的な行動方針の策定、あるいは声明の採択に至りたいと願うものです。

 

何卒、この趣旨をご理解下さり、各個教会内で、世界平和のために、キリスト者として、教会として、教団として今何ができるか、何をなすべきか、祈りつつ論議をしていただきたく、よろしくお願いします。皆様の上に主の守りとますますの恵みを祈りつつ。

在 主