クリスチャンの祈りと礼拝の場を365日提供し、伝道やキリスト教関係の学びを志す人のため場所を提供することを目的に昨年11月、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターに開所した東京プレヤーセンター(和氣敏治代表)。そのセミナーの一つ、関根一夫氏(ミッション エイド クリスチャン フェロシップ牧師)による「バイブルワークショップ」が好評だ。

 バイブルワークショップは「人間らしい生き方を再確認したい」「もう少し聖書から人生を考えたい」など、社会に普通に生きたい人のための講座だ。「立派なクリスチャンになる、教会で一生懸命伝道する、リーダーを訓練するためというより、クリスチャンが普通に社会人として生きていくことを励まし育てていく講座」と関根氏は語る。
 2、3月は「ヨハネによる福音書の学び」で、4、5月は「ケアリング」について。「ケアリング」のテーマは1.存在論的人間観、2.自分をケアする、3.社会をケアするで、特に1.は「人間をどう見、どう評価するかについての学びで、ケアリングの土台となるもの」と強調。存在論的人間観については「聖書はあなたがそこにいること自体が重要で意味があり、あなたがいることで作り上げられる世界があり、私にとってそれはかけがえのないものなのだと教える。あえて言うなら『いてくれてありがとう』『いてくれてうれしいです』だ」と説明する。(中田 朗)

 バイブルワークショップは、毎月第一、第二金曜日の午前10時20分縲・1時30分、午後7時20分縲怩W時30分。参加費は1講座(3、4回)3千円。6、7月は4回にわたり「ローマの信徒への手紙」を学ぶ。URL http://heartland.geocities.jp/kazsek/pg34.html

写真=「存在論的人間観」の講座の最後で、参加者が
「いてくれてありがとう」「いてくれてうれしいです」と
互いに言い合っているところ。写真右端が講師の関根一夫氏