東京基督教大学(TCU)、総神大学校社会教育院、在日韓国宣教師協力による合同シンポジウム「東日本大震災と日韓の教会縲恚~援と復興のビジョン縲怐vが7月4日、千葉県印西市のTCU国際宣教センターで開催。総神大学校社会教育院教授の宋浚仁(ソン・スンイン)氏が「福島原発事故を通して見た原子力に関してのキリスト教倫理に基づく考察」、徐要漢(ソ・ヨハン)氏が「21世紀韓日両国の協力と今後の展望」と題して講演し、TCU教授の稲垣久和、山口陽一の両氏が応答した。

 宋氏は、原子力発電の問題点として、?原子力は生命とって破壊的な有害放射性物質を大量に作り出す。?エネルギー効率が悪い。膨大な核エネルギーを直接電力に換える方法がなく3分2は廃棄され、これが新たな環境汚染になる。?福島原発事故を見ても分かるように、原子力発電は他の電力技術にはない、巨大事故に繋がる危険性をはらんでいる、の3点を挙げた。(中田 朗)

写真=原子力発電の危険性について語る宋宋浚仁氏