「クリスチャンは信仰的、聖書的に、この大地震をどう受け止めたらいいのでしょうか」ーー東日本大震災の被災地の救援・復興活動に多くの教会関係者・関係機関が取り組むなか、この出来事を聖書に基づき信仰的にどう受け止めるかというテーマに正面から向き合う公開講演会が10月6日(土)午後2時から、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センター8階チャペルで開催される。主催は東日本大震災救援キリスト者連絡会(DRCnet、中臺孝雄会長)。日本バプテスト教会連合大野バプテスト教会宣教牧師の中澤啓介氏が講演、それを受けて、救援団体や被災地からのパネリストが討論する。

 中澤氏は2004年12月のスマトラ沖地震を、シンガポールで迎えた。その直後、長い間教会に出席した求道者から「私たちを愛しているはずの神様が、どうしてあのようなむごい地震や津波を起こしたのか」と聞かれ、ただ黙する以外なかった経験がある。
 以来、この問題は生涯のテーマになり、その答えを求めていろいろな国に出かけ、講演やシンポジウムに耳を傾けてきた。この講演会では、中澤氏が8年間そうして考えてきた結論を話すという。

 パネルディスカッションは中臺孝雄氏(DRCnet会長、JEA援助協力委員長)が司会、救援団体から片山信彦氏(ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長)、神学から朝岡勝氏(日本同盟基督教団徳丸町教会牧師)、被災地から近藤愛哉氏(3.11いわて教会ネットワーク・コーディネーター、盛岡聖書バプテスト教会牧師)がパネリストとして発言する。

 入場無料(席上献金有り)。先着200人。DRCnetホームページで申し込み受付中。http://drcnet.jp/