讃岐うどんで有名な香川県高松市。その中心街から市バスに乗り、南東方面に約40分行くと、川島町だ。北に由良山、南に上佐山といった四国の山々を望み、町中を春日川が流れている。一帯は田んぼ、畑に囲まれ、のどかな風景が延々と続く。その景色を眺めながら歩いていくと、忽然と十字架が見えてきた。日本伝道隊・ハレルヤチャーチ高松(山川哲平牧師、高松市川島本町715)だ。8月末に訪れた時には、晴れ渡った晩夏の青空に、十字架がひときわ映えて見えた。
 だが、教会の中に一歩足を踏み入れると、そこは別世界。歌って、踊って、はしゃぎ回っている元気な子どもたちがそこにはいる。そしてよく見ると、大人の半数以上が外国人だ。ハレルヤチャーチ高松は、まさに四国の田舎にある、子どもと外国人がたくさんいる国際教会でもあった。(中田 朗)

写真右上=賛美に合わせてジャンプする子どもたち
写真右下=田畑に囲まれたハレルヤチャーチ高松会堂