◇教会を拠点に岩手沿岸部を支援

 東日本大震災から3月で丸2年。津波被害に遭った東北沿岸地域の復興は遅々として進まず、いつ普通の生活に戻れるのか、不安を抱える住民は少なくない。一方、最近では震災関連のニュースが聞かれなくなり、ボランティアも激減。この3月で撤退する支援団体も多い。
 そんな中、岩手県内陸部にある4教会の牧師たちで結成された「3・11いわて教会ネットワーク(略・いわてネット)」は、震災直後から岩手県三陸地方の被災教会や地域を支援し、被災者に寄り添い続けてきた。現在、現地スタッフは約15人で、うち最も多い6人が盛岡聖書バプテスト教会(近藤愛哉牧師、盛岡市上田3ノ6ノ36)を拠点に、大船渡市、宮古市などで支援活動をしている。(中田 朗)

写真=大船渡市の仮設住宅集会所で行われたイベントの様子