2015年11月08日号 2面

樋野

がんの診断や治療を行うのではなく、患者さんやご家族と対話して、心に“ことばの処方箋”を出すもの−そんな「がん哲学外来」を全国で行ってきた樋野興夫氏(順天堂大学医学部教授)が、9月に『こころにみことばの処方箋』(いのちのことば社)を出版。10月19日にお茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で出版記念講演会(同実行委員会主催)が開かれ、80人を超える参加があった。「世界のベストセラー『聖書』のことばと世界に広がる『がん哲学』」と題された講演会で、著書の内容に触れながら、そこに込めた想いを語った。【髙橋昌彦】