「劇団ぶどうの木」(田中博子代表)は11月7日、東京・千代田区猿楽町の在日本韓国YMCAで、三浦綾子さんの唯一の戯曲「したきりすずめのクリスマス(原題「珍版舌切雀」)」の公演を行った。
 「したきりすずめのクリスマス」は昔話「舌切り雀」をベースに、三浦綾子さんが1981年に書き下ろし、その年の12月、旭川キリスト教連合が主催する第10回市民クリスマスで上演された。公演はそれ以来になる。物語には欲張りなおばあさんと善良そうなおじいさんが登場。すずめたちのクリスマスに遭遇したおじいさんはプレゼントをもらうことに。大きなつづらと小さなつづらのどちらがいいかと問われ、「私は小さなつづらでいい」と小さなつづらを背負って帰る。だが、欲張りなおばあさんは「なぜ大きなつづらを持って帰らなかったのか」とおじいさんを責める。そして、おおきなつづらをもらいにすずめたちのところへ。さて、物語の結末は?

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