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ヘイトスピーチをのりこえ、共生の天幕をひろげよう……そんなスローガンを掲げて第3回「マイノリティ問題と宣教」国際会議が、11月18日から東京・千代田区の在日本韓国YMCAを会場に開幕した。21日まで。

在日コリアンおよび在日外国人の包括的な人権確立と多文化共生社会の構築に取り組んできた在日大韓基督教会が、第1回会議を開いたのは1974年。94年に第2回を開いてから20年間に、日本社会でナショナリズムが高揚し、近年は在日コリアンに対するヘイトスピーチが激しさを増す中で、「共に生き共に生かしあう日本社会に向けて」日本と世界の連帯で正義と共生を目指そうと第3回の開催を決めた。この計画を世界教会協議会(WCC)が支援し、韓国、台湾、北米、ドイツ、オーストラリアなどの諸団体に参加を呼びかけた。

同会議実行委員長の金性済・在日大韓基督教会総会長は開会挨拶で、パリでのテロ事件に触れ、シリアをはじめ中東・アフリカからのイスラム教徒難民・移民に対する排斥がヨーロッパで増えるなど、「世界において人種・民族的マイノリティに対する差別的な憎悪犯罪が、深刻な形で多文化共生社会の構築を阻み、切り崩しつつある」と懸念を示し、「イエス・キリストの福音に立つ教会は、この世界的な現象に目を閉ざすことはできない」と述べた。

 

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