「教会に人を招くのも大切だけれど、どうしたらこの日本の文化の中にキリストの香りを放つことができるか、そういう思いが私の中に与えられていた。そうしたら、一般の人々の中に出て行く道が開かれていったのです」。そう語るのは、今、小学校の子どもたちに、マジックを見せながら、見えない世界(いのち、心、愛、ことばなど)の大切さを伝えているゴスペルマジシャンのカイク加藤さんだ。10月5日、都内のある小学校で開かれた公開授業「道徳地区公開講座」での公演では、妻の幸子さんの腹話術とカイクさんのマジックで、いのちの大切さ、目に見えないものの大切さを、集まった子どもたちとその保護者に伝えた。 【中田 朗】