クリスチャン新聞「福音版」は、キリスト教入門への月刊新聞(タブロイド判)です。
 分かりやすい聖書からのメッセージの第1面と、クリスチャンの人間ドキュメントを掲載している第4面(最終面)はカラー刷りです。
 キリスト教信仰と現代的な問題との接点、家庭や親と子のコミュニケーション、日本の風土・生活習慣とのかかわりなどを分かりやすく紹介するエッセーや連載を毎月掲載しています。
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「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」

           −新約聖書・ローマ人への手紙3章24節

価なしに、ただ恵みによって

 十月三十一日はマルティン・ルターが宗教改革を始めた日で、今年はその五百周年にあたります。中世の教会が聖書から離れ、資金を調達するために贖宥状を発売したことが直接の引き金でした。

連載 第 150回

晴考雨読 〜時代を透かしてみれば〜

永井信義 (宮城・東北中央教会 牧師)

「いじめを乗り越える」

 いじめは現代社会が抱える大きな問題のひとつです。そして、いじめは日本だけでなく、世界中でと言っても過言ではないほど、私たちがしっかりと向き合うことが求められる、普遍的な問題のひとつだと思います。ニック・ブイチチ著『神さまに教えてもらった負けない心のつくり方』(アチーブメント)では、「いじめはほかにもいろいろなものがある」として、「宗教的迫害や、暴君による圧政、身体的・性的虐待など」を挙げています。これらを含めるといじめは世界に蔓延していると言うことができるでしょう。

連載

人間の物語から神の物語へ−聖書の世界に生きた人々 90

堀肇(ほり・はじめ)(鶴瀬恵みキリスト教会牧師、ルーテル学院大学総合人間学部非常勤講師、御茶の水聖書学院講師、臨床パストラルスーパーバイザー)

サムエルと母ハンナ−「母なるもの」の存在こそ− サムエル記第一 1〜3章

  長い間、人の心と魂に関わる仕事をしてきて、いつも決まって抱く驚きは、「この人はどういう育てられ方をしてきたのだろうか」というものです。これは好ましくない場合も好ましい場合もです。この人はきっと辛らく悲しい幼少期であったに違いない、さぞかし温かい両親に育てられてきたのでは、と思わずそう感じてしまうということです。しかし、そのような見当がつくのは単純なケース。中には「この生育環境の中で、どうしてこんなに立派に」と思うようなこともあります。この種の問題を考えるとき、決まって「幼きサムエル」を思い出すのです。


連載 第78回

あなたのことが好きだからー人間の不思議を見つめる心理学エッセイ

碓井 真史(新潟青陵大学大学院教授・ スクールカウンセラー)

  アメリカが、再び人種問題でゆれています。トランプ大統領が、白人至上主義者の人々を擁護しているのではないかと、大きな騒ぎが起きています。白人と黒人は、どちらが優れた人種でしょうか。もちろん、こんな質問はおろかな問いです。私たちは差別に反対してきましたが、それでも偏見と差別はなくなりません。



ハワイからの手紙 やさしい風に吹かれて-64

ハワイ日系人のルーツを辿る

ハワイ在住のDJ・エッセイスト 飯島寛子 さん

 ホノルル国際空港には、毎日約五千人以上の観光客が感動と癒しを求めて降り立ちます。今年四月二十七日よりこの空港の名前は正式に「ダニエル・K・イノウエ国際空港(Daniel K.Inoue International Airport)」と命名されました。イノウエ氏はハワイ州出身で、第二次世界大戦で第四四二連隊戦闘団の一員として従軍した兵士でした。その後、初の日系アメリカ人連邦上院議員として国政で活躍した政治家で、アメリカを代表する日系人でもあります。他の州には見られないハワイ州の特徴は日系移民の歴史とその功績です。


ひとそのあしあと

イラストレーター 近藤圭恵さん

「神さまが造った自然は完璧に美しい」

「自分の中にもともと罪の性質があるからだと知って、ある意味ほっとしたんです」

近藤圭恵さんはフリーランスのイラストレーター。単行本の装画や雑誌の挿絵などを手がける。昨年末には、JR西日本からの依頼で京都駅ビルに毎年登場する巨大なクリスマスツリーの周りを彩る壁画を手がけた。普段はそのように、出版社や企業からのオーダーに応え、そのコンセプトを具体化するようにイラストを描いているが、この五月に『ぬり絵で楽しむ聖書の美しい世界』(いのちのことば社フォレストブックス)を、九月に同名のギフトカードブックを出版した。「今回はオーダーが聖書のみことばなので、違いますね」。聖書の言葉とコラボぬり絵を手がけた近藤さんに話を聞いた。