クリスチャン新聞「福音版」は、キリスト教入門への月刊新聞(タブロイド判)です。
 分かりやすい聖書からのメッセージの第1面と、クリスチャンの人間ドキュメントを掲載している第4面(最終面)はカラー刷りです。
 キリスト教信仰と現代的な問題との接点、家庭や親と子のコミュニケーション、日常の身近な経験や世の中の話題などから聖書の教えに思いを馳せるエッセイや連載を毎月掲載しています。
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「しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」

           新約聖書・ヨハネの福音書4章14節

渇くことのない いのちの水

 アメリカ南カリフォルニアの砂漠地帯。茶色の乾いた大地に、春になると一転、花々の咲き誇る鮮やかな光景が出現します。カリフォルニア在住の写真家・サンティラン前田登茂恵さんは、毎年ワイルドフラワーが一斉に開花するこの季節を心待ちにしているといいます。



連載 第1回

<<新連載>>聖書カメラの捉えた 映画と人生

元ワーナーブラザーズ映画制作室長 小川政弘

カラーパープル1

 福音版の映画の連載記事は初めてでしょうか。半世紀近く外国映画配給の世界で生きてきた者が語る、映画の中に描かれた聖書と福音のお話に、しばらくお付き合いください。  第一回は「カラーパープル」。一九八五年に劇場公開された、スティーヴン・スピルバーグ監督の初めてのシリアス・ドラマです。


連載

オカリナ牧師の聖書ゆるり散歩 9

久保木 聡(日本ナザレン教団鹿児島キリスト教会牧師/オカリナ奏者 )

苦い経験をするのはなぜ?

 パチッ! パチッパチッ?  コーヒーを生豆から焙煎するときのはぜる音です。パチッ! のあと、しばし無音になり、そのあとビチビチッ! に音が代わります。


連載 その1

<<新連載>>こころの食卓 ハーティな英国の暮らし

英国伝統フルーツ・ケーキが届ける、春のメッセージ

案内人 山形優子フットマン

 イエス・キリストが十字架にかかって、三日後に復活したことを記念するイースター(復活祭)のお祝いが、また今年も巡ってきました。近くの公園や森の中では黄水仙が咲き、こまどりの歌声が愛らしく響きます。この時期イギリスでは、復活祭のシムネル・ケーキを食べるのが習慣です。



<<新連載>>再び季節が巡るまで

妻を喪った僕の3年-1

一級建築士 木下滋雄さん

 親しい人との死別、中でも伴侶に先立たれるという出来事は、誰にとっても大きな打撃です。けれどもこれは、自分が相手より先に、あるいは同時に死ぬのでないかぎり、既婚者の誰にでも、いつかは訪れる試練なのです。


ひとそのあしあと

NFLテネシー・タイタンズ・チアリーダー SAYURIさん

 スポーツの試合でチームを応援し、スタンドの観客を盛り上げるチアリーダー。中でも、アメリカのプロアメリカンフットボールリーグNFLのチアリーダーは、その華やかさ、ダンスの素晴らしさで、全米少女の憧れの的だ。毎年、アメリカだけでなく、世界各国から応募者が集まるそのオーディションの競争率は十倍を超える。近年日本人女性も活躍するようになってきたが、それでも狭き門は変わらない。そのNFLテネシー・タイタンズのチアリーダーとして二〇一七年からSAYURIの愛称で活動する曽我小百合さん。華やかな世界に飛び込んで彼女が知ったものは、アメリカ文化の懐の深さと、それを支える精神性、聖書の世界だった。