宗教改革500年の今年、関西楽劇フェスティバル協議会主催で『楽劇「ルター」文楽とルネサンスの邂逅』が、10月29日に大阪市中央区の日本福音ルーテル大阪教会(大柴譲治牧師)を会場に開かれることになり、8月9日に同教会で記者会見が行われた。文楽の新作となる「ルター」は、ルーテル学院大学の上村敏文准教授(ペンネーム植村寿一)が創案、豊竹呂太夫氏が演じる。ルネサンス、バロック・ダンスの第一人者湯浅宣子氏が、ルターの妻カタリーナの生涯をルネサンス・ダンスで表現する。文楽とルネサンス・ダンスの共演も予定されており、日欧の古典芸術の、世界で初めてのコラボレーションが実現する。大柴牧師は「宗教改革500年を機に争いから交わりへと、宗教を超えた連帯の働きが始まっています。キリスト教と日本文化の邂逅は大きな試みです」と、期待を寄せている。(9月3日号で詳細)