ラジオ「世の光」、テレビ「ライフ・ライン」を放送している全国の放送伝道協力会・支える会と、番組制作を担う太平洋放送協会(PBA)、他関係者が集まり、9月25日から27日まで、東京・渋谷区代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された「2018全国放送伝道会議」(同実行委員会主催)。「教会と、今に生きる宣教〜放送伝道のこれから」をテーマに行われた同会議では、2日目にPBAからの報告と提案があり、最終日には「教会による放送伝道への期待、PBAの役割」をテーマにグループごとにディスカッションし、それぞれの立場から分かち合った。
  ◇  ◆  ◇
 2日目のPBAからの提言としては、宣教理念、会計の取り組み、インターネットを含む「宣教プラットフォーム」の構想などが話された。
 宣教理念は、若手の職員らを中心に原案を作成し、理事会で検討されたもので、「主の召しを受けた私たちは教会とともに放送伝道によって福音宣教を担います」の一文でまとめられ、協力、応援、宣教、結実について補足する。「協力」は「福音主義に立つすべての教会と力を合わせます」、「応援」は「日本の各地域において福音が広がるしくみを教会とともに整えます」、「宣教」は「多くの人に届く福音番組を提供します」、「結実」は「キリストのからだなる教会が建て上げられるように魂の救いと成長を祈り教会に仕えます」。
 PBA理事長の矢木良雄氏(インマヌエル桂町キリスト教会牧師)は、特に最後の「教会に仕えます」が重要だとし、「すべての教会とともに働く姿勢。教会に仕えることは、主に仕えること。福音を伝える宣教命令を前提として、その担い手である地域の教会に必要とされるPBAを目指す。PBAの働きはすべてこの宣教理念によって評価される」と述べた。(10月14日号で詳細)