コロナで変わる社会に希望発信 森祐理さんYouTube好評配信 子ども福音番組も

福音歌手の森祐理さんの一般社団法人モリユリ・ミュージック・ミニストリーズが事務所を移転し、新しい出発をした。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、3月以降夏まで30回以上のコンサートやツアーがキャンセルになった。ラジオ関西(558 KHz)で毎週木曜日午後9時半から放送中の「モリユリのこころのメロディ」は健在だが、人と触れ合い、心を通わせ、福音を伝える森さんならではのコンサートは困難な状況だ。「集まってはいけない、歌を歌ってはいけない、手をつないではいけないという状況は、これまでやってきたすべての価値観を変えさせられる出来事でした。私の働きは、歌を聴いてくださる方々の肩に手を置き、手を握り合い、ときには抱き合って涙し合うこと。それが何もかも出来なくなりました」。
こうした中、YouTubeを使って発信することを考えていた。課題は収録環境。撮影スペースの取れる場所を求めていたとき、今回の場所を紹介された。大阪駅からも近く、しかも広い。祈れば祈るほど神様から背中を押されているような気がしたと、森さん。「これから社会が変わります。私たちの働きも映像配信等、新しい方法も交えたミニストリーにシフトする必要があると感じています。そのための新しい場所が与えられたと確信しました。マタイ9章17節『新しいぶどう酒を新しい皮袋に』のみことばをいただいて、理事会一致で踏み出しました」

森祐理さん

2020年7月12日号掲載記事