「大船渡山火事鎮圧 支援物資は募集中」グレイスハウス教会SNSで発信
2月26日に発生し、3月9日にやっと鎮圧宣言がされた岩手県大船渡市の山火事。一般報道によると、3月7日時点で焼失面積は市の9%にあたる約2,900㌶となった。大船渡市立根町にある日本同盟基督教団グレイスハウス教会(齋藤満牧師)は、2月28日からフェイスブックを通じ、山火事の状況について随時伝えた。

以下は、フェイスブック上でのコメント。
〇2月28日
現在、教会のあるエリアは、火災からはまだ距離があり、避難指示、勧告などは出ていません。今後の状況を注視する必要があります。
この1週間かなり風が強く、また山と言うこともあり、消火活動は難航。すで600㌶以上が燃え、住宅も少なくとも84棟が焼損。残念ながら、亡くなられた方も出ています。山の中の火に対しては現在、事実上、消す術はほぼないそうです。
避難所は迅速に多数用意され、今のところ大きな混乱はなさそうです。物資も震災後の貯蓄があり、それが準備されているとのこと。消防隊、自衛隊が全国からひっきりなしに駆けつけており、支援活動やボランティアに関しては、今は自粛してほしいとのことでした。
とにかく、鎮火のためにお祈りをよろしくお願いします。

〇3月3日
今日も山火事との決死の攻防が続いております。市内は自衛隊と消防車があふれ、煙のにおいが充満しています。赤崎方面は6か所から市内に火が迫り、甫嶺、越喜来方面からも火が回っており、かなり深刻な被害が出ています。
現在、社協や市民団体(NPО)と情報交換しながらどのように支援していくか検討中です。ボランティアセンターは設置されていますが、市内の個人、団体のみのボランティア募集(実際に動き出すのはまだ先)、市が提携している会社などが飲み物や食べ物を供給している現状です。
避難所はたくさん設けられ、約3千人(人口比10%ほど)が避難を強いられています。ただし、個別のニーズにはまだ応えられていないのが現状です。報道では、焼損家屋の数は変わっていませんが、実際にはかなりの家屋(津波後に再建された家屋も含む)が被害に遭っていることが確認できます。

〇3月4日
皆様のお祈りを感謝します。変わらず火事が広がり続けている状態が続いています。
大船渡市が、以下の物資を募集しています。今回は迅速な仕分け、分配のために、市の集積所に直接お送りください。衛生上、避難者への配慮から新品のもののみで、リストにない物は入れないようお願いします。
毛布、おむつ(子ども用、大人用)、生理用品、タオル、バスタオル、下着(男女とも)、肌着(男女とも)、お菓子(子どもや交流の場のため)。
【送り先】
〒022-0003岩手県大船渡市盛町中道下1ノ1、大船渡市民体育館、Tel0192-27-1001、※品目と一緒に「支援物資」と表記を。質問等あれば、Tel090-2936-3110、齋藤まで。
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