相模原・御園バプテスト教会「OVER THE RAINBOW」

ゴスペルロックバンド「BDバッヂ」。中央が中島さん

小田急相模原駅北口を出て、商店街を5分ほど歩くと、左側に、バプ教会連合・御園バプテスト教会(丸山悟司牧師)が見えてくる。その地下1階の礼拝堂で4月27日、ゴスペルコンサート「OVER THE RAINBOW final」が開かれた。
出演者は、キリスト者学生会(KGK)仲間で結成された「ワーシップ」、ヘビメタゴスペルバンド「Imari Tones(伊万里音色)」、ロックバンド「Dragon Cry」、そして主催者の一人、中島寿朗率いるゴスペルロックバンド「BDバッヂ」。「ワーシップ」以外はどのバンドも「OVER THE RAINBOW」の常連だ。

「オーバー・ザ・レインボー!」の連呼からコンサートは始まった。プログラムが進むうちに会場は熱気を帯びてくる。耳をつんざくほどの音量と巧みなエレキギターとドラムの演奏が響き渡り、聴衆を引き付ける。そのリズムに合わせて聴衆も手拍子し、演奏者に拍手を送る。ステージと客席は一体となり、礼拝堂はライブ会場と化した。プログラム終盤には、会場を提供する丸山牧師のショートメッセージもあった。
一方、記者はこの大音量に気が気ではなかった。「住宅街にある教会なら、必ず苦情が来る」ほどだったからだ。だがここは商店街、しかも地下1階だ。大音量でも演奏できるという安心感からか、演奏者は心置きなく演奏していた。


「Imari Tones(伊万里音色)」

同コンサートは16回目で、5年ぶりの開催。しかも今回がファイナルとなる。「2010年前後、ここで年越しライブがあり、私もそれに参加した。そんな中、相模原でライブハウスをしていた光雅(こうが)さんという友人が、『ここでやりたい。OVER THE RAINBOWの名でやろう』と。それで12年から始まった」と中島さんは語る。
以後、音楽ジャンルも多種多様なバンドやアーティストが出演した。しかもクリスチャンであるなしに関わらず、日頃ライブハウスなどで活動するバンドなどがステージに上がった。

コロナによる開催休止期間中の昨年、光雅さんが亡くなった、、、、、

2025年05月11・18日号 05面掲載記事)