統一協会やオウム真理教などカルト信者の救出に取り組んできた川崎経子牧師(かわさき・きょうこ=NPO法人小諸いずみ会「いのちの家」所長)が10月7日死去、82歳だった。葬儀は同11日、日本基督教団軽井沢追分教会で行われた。
 1929年東京生まれ。
中央大学修士課程修了、日本聖書神学校卒。山梨県都留市の日本基督教団谷村教会牧師を22年間務めた。その間、統一協会(世界基督教統一神霊協会)に入った青年たちの惨状に心を痛め、脱会支援救出活動に尽力するようになり、多くの脱会者・家族らを世話した。
 同教会牧師を引退した02年、統一協会やオウム真理教などカルトによるマインドコントロールの被害者の心のケア、社会復帰を援助するために滞在型リハビリ施設として長野県小諸市内にNPO法人小諸いずみ会「いのちの家」を創設、生活を共にしながら元カルト信者や家族を支援した。
 著書に『統一協会の素顔|その洗脳の実態と対策|』。