東日本大震災から5年を迎え、宮城県石巻市や福島県郡山市などで支援活動をしてきた公益財団法人・東京YMCA(代表理事・廣田光司)は3月6日、「いま、未来へ語り継ぐ私たちの記憶」をテーマに、「東日本大震災5周年礼拝・支援活動報告会」を、東京・新宿区西早稲田の東京YMCA山手コミュニティーセンターで開催した。第1部では飯岡洋介氏(単立・成増キリスト教会牧師)が「仕える者」と題して説教。第2部では、復興支援活動報告があった。
飯岡氏は27年間、東京YMCA職員として働いた後、東京神学大学大学院を修了し、2010年に石巻市の隣町、涌谷町にある日基教団・涌谷教会に赴任。まもなく1年という直前に東日本大震災に遭った。「涌谷教会には保育園の働きがある。その時、私は2階の園長室にいた。地震があった午後2時46分、階段の上から園児のいるホールを見ると、職員が子どもたちを覆い被さるように守っていた。これは仕事だから、というだけではできない働きだ」と言う。「まさに子どもたちを愛し、子どもたちを思ってする行為。どの部屋でも職員は必死に子どもたちを守っていた。そのおかげで、120人の子どもたちが一人もけがすることなく、無事でいることができた」

当日は石巻の海産物(加工品)なども販売された。(3月20日号で詳細)

詳細は2016年3月20日号1面
DSC_0027

DSC_002912805982_1260542920627203_8898956708169741299_n