[CSD]2001年2月4日号《ヘッドライン》

[CSD]2001年2月4日号
《ヘッドライン》
 = 1面 =
◎Jリーグと韓国のクリスチャンプロサッカーチーム「ハレルヤ」親善試合
★2月12日に全国青年宣教大会・東京大会
★日韓福音同盟定期協議——「謝罪より共に宣教を」
★モスクワに新「無神論協会」——新国家の歌詞を批判
★「ジーザス」ビデオ注文350件——電車広告などで反応
★<講壇に立つ女性たち>[3]嵯峨野キリスト教会牧師 宮城 周子さん(上)
★<落穂抄>活性化を必要としている教会
 = 2 面 =
★<21世紀教会は何を>[4]イエスを主とする生活が確立していない
★ペンテコステ派を受け入れるべきか——ラテンアメリカ教会協議会で論議
★教会生き残りのため左派イメージ払拭を——ラテンアメリカ伝道協議会
★ペルー:冤罪の信徒、釈放後は刑務所で奉仕
★コロンビア:左翼ゲリラが「戦争税」を要求
★ロシア:救世軍、モスクワでの宗教団体認可が失効
★<教界の動き>移転:東京渋谷福音教会、箕面コイノニア・キリスト教会ほか
★<論説>技術革新時代の背後で 記・稲垣 久和
★<神の国の物語>[11]21世紀に向かって 記・谷口和男
 = 3 面 墓地・葬儀特集=
★「日本人の死生観」とキリスト者の「葬り」への提言:見える形での証し——上郡福音教会
★「日本人の死生観」とキリスト者の「葬り」への提言:いつでも備えを——仙台グレースチャペル
★「日本人の死生観」とキリスト者の「葬り」への提言:土に還る「バイオ」骨壷
★「神道の世界」——日本的伝統の「死」とは 記・上村 敏文
 = 4 面 関西だより=
◎We Love 阪神!大震災復興ミニストリー活動記録集を刊行——6年目だから出せた
★震災復興記念コンサート:牧師の詩が最優秀賞に
★なにわ名物人物録:山崎鬨紀さん——商売人経由で牧師に
★VIP大阪:バラバの金沢泰裕さんが講演——映画「親分はイエス様」講解はゴールデンウィーク
★神戸聖書展(5月9日~14日):死海写本の展示決定
★日本福音教会:本部事務所を献堂
★岡山でプレイヤーサミット西日本(5月21日~24日)
 = 5 面 =
★CS児童の送迎中に交通死亡事故——遺族のために祈り続ける(兵庫県三木市)
★韓国人長老が聖書全巻を書写——リバイバルの願いを込めて
◎VIP新年合同フェスタ——クリスチャン以外の参加者が4割
★VIP新年合同フェスタ——プロゴルファー中島常幸さんがスピーチ
★イギリス:ヒトのクローンに関する研究に歯止めを
★北海道でも全国青年宣教大会開催——「献身の道は厳しい」
 = 6 面 =
★<聖書66巻>使徒の働き[1]聖霊により前進した教会 記・倉沢 正則
★<書評>「一匹の羊の教え」今村嗣夫・小暮修也著(日基教団出版局、1400円)
★<新刊書紹介>「遠い国からきた天使」山田 豊美著(風媒社出版、1600円)
★<新刊書紹介>「ヨハネ福音書が英語でスラスラ読める」小分割/和英順方式普及会(レムナント、1300円)

Jリーグと韓国のクリスチャンプロサッカーチーム「ハレルヤ」親善試合0102040101

2002年の日韓サッカー・ワールドカップに向けて、この機会を伝道に生かそうと両国の教会が準備を進めていた企画が、具体化してきた。
2月には韓国からクリスチャンのプロサッカーチーム「ハレルヤ」が来日し、浦和レッズ、横浜Fマリノスなど日本のプロチームと親善試合をしたり、W杯の試合開催都市の教会を選手が訪ねるなど、交流を通して福音を分かち合う。
牧師のサッカーチームや応援団も含め、約百人の来日が予定されている。
5日から7日には都内で、韓国の開催10都市の教会から代表を迎え、日本の開催十都市の教会の代表らと「韓日宣教文化交流協議会」を開く。
日本と韓国の福音同盟指導者らは、昨年11月、千葉市内で開いた第4回定期協議で、2002年ワールドカップ伝道における日韓教会のパートナーシップについて協議した。
韓国・ワールドカップ・ミッションのリー・クワンフン委員長によると、韓国ではこの10年間、300の教会で毎日「ワールドカップが韓国で開催されるように」と祈ってきた。
開催地決定の抽選日には1万5000人の祈祷会を開催した。
「地球上の45億の人々がテレビを通して見ることになる大会のために、ぜひ祈らなければならない」とリー委員長はいう。
88年のソウルオリンピックでは30か所で、90年のアジア大会では130か所で祈り会を開き、共産圏が崩壊することを祈った。
今、韓国の教会では2002年に南北の壁が崩壊するように祈っているという。
2002年記念教会を建てる計画もある。
96年に大分のプロチームを招いて韓国で行った親善試合では、2万人が集まった。
86年、メキシコのワールドカップに際し、韓国からハレルヤチームが訪問した時には5万人が集まり、8000人がキリストを信じたという。
88年のソウルオリンピックでは、韓国でバプテスマを受けて帰国した選手もいた。
「2001年12月に、どこの国のチームがどちらの国に来るのかが決まったら祈り始めたい。
32か国を応援するチームをつくったらどうか。
1つの国のために300人の応援団を組織するのはどうか。
チームが到着したら、空港に迎えたり、教会や観光に連れて行くこともできる」と韓国では夢を膨らませている。
日本側からは、ワールドカップ伝道のために組織した協力組織「ゴール2002」をコーディネートしている姫井雅夫氏が、我が国のスポーツ伝道の現状を報告した。
日本では長野オリンピック以来、スポーツ伝道への関心が高まり、昨年のシドニー五輪にもボランティアを送って、地元の日本人教会と共に伝道した。
サッカーW杯に備えては、開催10都市の教会の牧師らで委員会を形成。
韓国側の10都市の教会にも呼びかけて委員会ができ、両者代表が「韓日宣教文化交流協議会」をもっている。
韓国では様々なグループがW杯へ向けて独自の活動を進めていたが、日韓福音同盟の定期協議で、多様性を尊重しながら協力をまとめ一本化する必要を確認。
最近になって一本化したとの情報が姫井氏のもとに入ったという。
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We Love 阪神!大震災復興ミニストリー活動記録集を刊行−−6年目だから出せた010204040

95年、阪神・淡路大震災の発生直後から97年末まで、「阪神間」の福音派系諸教会の協力により、ボランティアの受け皿として活動した「We Love阪神!大震災復興ミニストリー」(小平照夫実行委員長)の記録集「苦しみに会ったことは」が出される。
関係者は、「心の傷ゆえ、六年たった今だからこそ出せた」と語っている。
『「We Love阪神!大震災復興ミニストリー」記録集 苦しみに会ったことは』はA5判206ページの大作。
同復興ミニストリーの母体となった阪神宣教祈祷会が、1月17日付で発行。
震災発生直後からの活動記録や、被災者、ボランティアの証し、「震災5年半後の座談会」などが収録されている。
「5年半後の座談会」は被災地の牧師が集まり、ほんの数秒の差で命が助かった体験を通して、神の主権を実感したこと▼震災直後の聖餐式のなか、「この復興は私がするのだ」と神から語りかけられたこと▼牧会について「教団への体面や『あいつには負けられない』という思い」から変えられた、といった霊的な教訓が話されている。
「今後の巨大災害への備え」という章もある。
震災直後何回かの牧師会の議事抄録や、復興ミニストリーニュースの再録といった当時の生々しい記録は、現時点での総括の項と照らし合わせて読むとき、日常的な教会のあり方やその働きについて本質的な問いかけを与えそうだ。
同ミニストリー総務であり、今回記録集発行の担当者、秦賢司さん(福音キリスト教会連合・夙川聖書教会牧師)は出版について、「ミニストリーで、多くの教会の協力と献金を頂きました。
報告書を出さないといけないと思い、活動を終了した時点で出版したかったが今になりました。
私たちのなかで、震災の印象が形を整え、冷静に書くことができるのに5年半という月日が必要だった、ということかもしれません」と語っている。
「この本は、教会とは何か、教会が大きな課題を抱えた中でどんな応答をしたか克明に記している。
教会協力のひとつの方向性を示していると思います。
全国の教会が抱えている高齢化、心のケアの問題にもヒントになれば幸いです」実費1000円で頒布。
問い合わせ先TEL.0798・72・6055(夙川聖書教会)こだわりの若者向けトラクト

VIP新年合同フェスタ−−クリスチャン以外の参加者が4割0102040503

インターナショナルVIPクラブ=VIP=は、「元ヤクザの伝道集団『ミッション・バラバ』をモデルにした映画『親分はイエス様』は、VIPに与えられたビジョン」と受け止め、同映画をサポートし盛り上げていこうと1月19日、新年合同「ニュー・センチュリー・フェスティバル2001」(VIP首都圏各支部主催)を東京・内幸町の帝国ホテルで開催した。
フェスティバルには400人が集い、そのうちクリスチャンでない人が4割以上参加。
会社の新年会と合流し、クリスチャンでない人を含む社員30人を連れてきた社長もいて、盛会だった。
フェスティバルでは食事を交えながら、映画関係者のあいさつ、ダイジェスト版の上映、歌手・本田路津子さんのコンサート、同映画を確実に成功させるための二千人プロデューサー募集へのアピール、中川健一氏(ハーベスト・タイム・ミニストリーズ理事長)のメッセージがあった。
プロゴルファー・中島常幸氏(アッセンブリー・成田キリスト教会客員)も特別ゲストとして招待され、証しをした。
映画「親分はイエス様」を成功させる会会長の土肥隆一氏(和田山地の塩伝道所牧師、衆議院議員)は、「一人ひとりのやり直しがなければ、この国の未来はない。
国民がどうやり直すか、もう福音を伝えるしかないのではないか」と語った。
中川氏は福音を倒産寸前の会社に見立て、「人生をやり直すとはどういうことか」についてメッセージをした。
中川氏は「まず第一に借金が免除されることで、十字架による罪の赦しです。
第二に運転資金が与えられることで、聖霊が与えられ、聖霊によって働いていくことです。
第三にバラバの方々が良い例ですが、ヤクザの親分からイエス様へ、というように経営者が変わり、経営方針が変化すること、つまり永遠から今を見るようになり、目的が愛に変わることです」とまとめた。
ダイジェストを見たクリスチャンでない参加者のひとりは「主人公の生まれ変わっていく姿を見て、心打たれた。
これは世界中の青少年に見て欲しい映画。
友人知人を連れて行きたい」と語り、信徒のひとりは「ぜひ教会で近くの公民館を借り、映画上映会を行いたい」と同映画を用いた伝道への意欲を示した。
実行委員長の滝山博行氏(単立・大和カルバリーチャペル東京教会員)は「人生のやり直しは、家庭でも職場でも起こることを伝えたかったが、見事にこのテーマが一貫していた」と会の感想を述べた。
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