[CSD]2013年10月13日号《ヘッドライン》

[CSD]2013年10月13日号《ヘッドライン》

 = 1面 ニュース=
◎福島に本当の希望届ける——ホープフクシマwithウィル・グラハム 参加者のべ3千人
★イエス物語を映像、朗読、音楽で——新感覚の福音宣教 セレブレーションオブラブ

 = 2 面 ニュース=
★神学教師、牧師、女性司祭、信徒らがパネル討論「牧師とは何か」を問う——多彩な働き、多様な視点で
◎ヘイトスピーチに危機意識——「のりこえねっと」設立 宗教者との連帯に期待
★エヴァンゲリウム・カントライ40年——みことばを賛美にのせて
★女性メッセンジャーの会構想——東京プレヤーセンターが2周年
★米国:IBTメディアのニューズウィーク誌買収の背後に張在亨氏関与か
★<落ち穂>もうひとりの八重

 = 3 面 =
★<フクシマの声を聴く>[21]母たちからの声——「安心安全」を信じた結果が… 記・中尾祐子
★来春 福岡、札幌でBGEAと協力し伝道大会——講師はウィル氏、フランクリン氏に
★<オピニオン>不起立は教育と信仰の問題 記・奥野泰孝
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか

 = 4 面 仕事と信仰=
★小松邦治さん(こひつじクリニック院長)[下]誰もやったことのないことを… 記・三浦三千春
★<首都圏大震災に備える>実践編?——臨床宗教師の役目を教会が果たせないか


 = 5 面 被災地支援/新たな局面で継続=
★世界の子にクリスマス靴箱——被災地、次世代の励ましにも
◎千葉から岩手支え続ける ユナイテッドプロジェクト——継続支援のためにNPO化
★日本の取組遅れている——チェルノブイリから学ぶ講演会

 = 6 面 全面広告=
☆第28回関東聖化大会 御霊に満たされて——今、求められる主の弟子
10月20日(日)~22日(火) 会場:インマヌエル・中目黒キリスト教会
☆第25周年記念 北海道聖化大会 10月18日(金)北海道クリスチャンセンター
☆第65回ジョン・ウェスレーに学ぶ会 10月25日(金)ナザレン・大阪桃谷教会
☆第26回東海聖化大会 10月24日(木)インマヌエル名古屋福音センター
☆第11回岡山聖化大会 10月27日(日)日本イエス・岡南教会
☆第24回九州聖会 10月29日(火)基督兄弟団・福岡教会

 = 7 面 伝道・牧会を考える=
★教会ルポ<ここも神の御国なれば>?[77]日本基督教団和気教会?——痛みを共感できる大きな家
★<憲法が変わるってホント?>[24]「少年法」厳罰化の意味——教育も更生も暴力では何も生まれない 記・坪井節子[3]

 = 8 面 ひと・証し=
★ジョン・ギブスさん(元アップル社技術者の宣教師)——シリコンバレー仕込みの挑戦者魂



◎福島に本当の希望届ける−−ホープフクシマwithウィル・グラハム 参加者のべ3千人=1310130

 「本当の希望が必要」との声に応え福島県の教会とビリー・グラハム伝道協会(BGEA)が協力して準備してきた「聖書講演会・コンサート ホープフクシマ2013withウィル・グラハム」(福島ミッションセンター主催)が9月28、29日、郡山市開成の郡山女子大学建学記念講堂で開催。国内外の有力なクリスチャン・アーティストらが出演し、世界的な伝道者ビリー・グラハム博士の孫ウィル・グラハム氏が聖書から希望のメッセージを語った。2日間でのべ3千181人が参加し、決心者は188人(うち信仰決心119人、再献身29人、その他)だった。

 福島県の人口は約200万人。教会数は約140件、推計礼拝出席者数は約3千人だ。プロジェクトマネージャーの三箇義生氏(アッセンブリー・グレースガーデンチャペル牧師)は「福島県全体が協力する集会は初めて」と大会の意義を話す。
 震災1年後に宮城県で開かれたBGEA協力の「東北希望の祭典」を受けて、福島県での大会開催が話し合われ、福島ミッションセンターが立ち上がった。当時は「伝道集会はまだ早いのではないか」という意識の教会が多く、協力教会は15教会にとどまった。だが震災から2年が経過し、先行きが見えない状況の中で、心の問題が大きくなり、「援助物資だけでなく伝道の働きが必要」という意識が高まった。
 準備段階で牧師リトリート、カウンセリングセミナー、祈祷会など様々な関わりの機会もあり、協力教会は70に至った。今回協力教会として参加した教会以外でも、大会に協力した教会があった。「カウンセラーやフォロー以外は県外のボランティアに頼み、県内の教会は伝道に専念できるようにしました」
 大会では音楽と聖書講演がギャップを生まないように、アーティストたちが、人生の困難を信仰でどう乗り越えたかの証しを語るよう工夫した。両腕と片脚に障害を負いながらも前向きな生き方と歌で活躍しているレーナ・マリアは、「神様を知っていると、互いに希望を与えられます」と信仰の喜びを語った。
 地元からは、昨年福島市でのコンサートきっかけ生まれた福島メサイア市民合唱団と郡山の合唱団、管弦楽団が出演。指揮者で牧師の小田彰氏(ライトハウス田園調布チャペル)が「メサイア」の由来を紹介しながら演奏した。仙台市、東京で活躍するゴスペル・シンガー、ジョン・ルーカスは山形県や郡山市のクワイヤとともに歌った。
 聖書講演でウィル氏は、震災、原発事故、仮設住宅の人々について触れながら苦しみを気遣い、「しかし、あなたのすべての苦しみを理解する神様がいて、あなたを愛していることを知ってください」と語った。
 初日はヨハネの福音書3・16から神の存在と愛を語り、2日目は?サムエル記1章からハンナの苦しみと回復を紹介。「ハンナの顔つきが変わったのは、自分の問題をすべて神様に明け渡したからだ。自分の人生の支配を神様に委ねてください。人生の支配者が人生の目的と意義を与えます」
 三箇氏は今後について「決心者のフォローを各教会に委ねながら見守っていく。県内の教会と深まったつながりを生かし、様々な形での協力伝道を推進できればと願います」と話した。

◎ヘイトスピーチに危機意識−−「のりこえねっと」設立 宗教者との連帯に期待=1310130202

 在日韓国・朝鮮人を標的とするヘイトスピーチ(差別扇動表現)が今、全国各地に広がる中、ヘイトスピーチとレイシズム(人種差別)に反対し、それを乗り越えるための国際ネットワーク「のりこえねっと」が9月25日、発足。ヘイトスピーチデモが行われてきた東京・新大久保で記者会見が開かれた。
 「今回のヘイトスピーチを見ながら、単純なレイシズムでない、根の深さを感じた。司法も勉強も大事だが、体を張って『それは違う』と言い続けていくことが大事だと思い、声を上げました」。共同代表の一人、東京生まれの在日コリアン3世、辛淑玉さん(人材育成技術研究所所長)はそう語る。
 共同代表には他に上野千鶴子(社会学者)、宇都宮健児(弁護士)、河野義行(著述家、松本サリン事件被害者)、佐高信(評論家)、村山富市(元首相)の各氏など21人が名を連ねる。共同代表、賛同者の中には、クリスチャンや仏教者など宗教者も多数参加している。
 活動内容としては、日本におけるレイシズムの実態把握、情報の共有化およびカウンター活動、現場サポート、国内外の関係団体との連携など。ヘイトスピーチに対しては、情報収集、サイト管理者への警告、告訴などを行い、ゆくゆくは差別禁止法の立法化を目指す。グループ学習、eラーニング、スカイプによる遠隔学習などの全国学習会も行い、動画サイト「ニコニコチャンネル」で無料テレビを開設する。
 宗教者との連携について、共同代表の一人である田中宏さん(一橋大学名誉教授)は、「指紋押捺拒否運動の時に、いろいろと支えてくれたのがクリスチャンだった。クリスチャンはナショナルを超える視点をもっているので、闘争している人たちが惹かれていった。この活動をしていく時に、宗教活動している人たちと連携することは非常に大事な視点だと思う」と語った。【中田 朗】
 「のりこえねっと」では賛同者を募っている。詳細は、 http://www.norikoenet.org/

◎千葉から岩手支え続ける ユナイテッドプロジェクト−−継続支援のためにNPO化=1310130502

 東日本大震災直後、被災地支援のために千葉県にある1つの教会の有志で立ち上げた「ユナイテッド・プロジェクト」(UP)は、 継続支援のために7月にNPO化した。千葉県流山市で9月21日に開いた設立記念会で、支援の経過とともに今後の展望が話された。
 UPは主に日本聖契キリスト教団・インターナショナル・バイブル・フェローシップの有志で構成。岩手県の被災地支援組織3・11いわて教会 ネットワークと協力し、ボランティアのべ300人以上を送った。現在も永田道生さんを現地長期スタッフとして派遣する。
 代表のタン・マークさんは「1年目は物資や建物の修復などの力仕事、2年目は心のケア、今は新しい局面に入ったと感じている。 ボランティアの人数は減っても、現地のニーズはなくならない。被災地から離れた関東にいる私たちだからこそできることがあるはず。みなで議論して引き続きやっていきたい」と述べた。
 岩手県からビデオメッセージもあった。永田さんは「自分自身、 支援を続ける意味を吟味しながら毎日歩んでいる。人と関わり、その人が悩みを抱えていることを知るとき、この働きを続けていきたい と思わされます」と話した。単立・宮古コミュニティーチャーチ牧師の岩塚和男さんは、「クリスチャンボランティアを通して神様の慰め、励ましが与えられた。経済面でも支えられ、心1つにして神様のために働けた」と感謝し、「当初はクリスチャンのボランティアは地域から受け入れられなかったが、2年がたち、むしろ地域からの要請を受けて、活動のエリアが拡大しています」と報告。保守バプ・盛岡聖書バプテスト教会牧師の近藤愛哉さんは、「教会、クリスチャンを知らなかった人々と支援を通して知り合い、知らなかったはず のイエス・キリストを知ったという告白が続いている。復興は遅々として進まないと言われているが、神様のもたらす回復のみわざは休むことなく続いている。そのみわざを担う教会として、これからも被災地に立ち続けてください」と語った。
 今後は被災現地のニーズに応えるため、子どもの健全育成事業、 医療・福祉増進事業についても検討している。支援の方法は寄付、 賛助会員、ボランティアがある。賛助会員は年間1口千円。振替口座 0100・5・0600588 加入者名 NPO法人United Project jimukyoku@unitedproject.jp http://unitedproject.jp