[CSD]2001年4月22日号《ヘッドライン》

[CSD]2001年4月22日号
《ヘッドライン》
 = 1面 =
★韓国国会議員ら国会議事堂前で断食——歴史教科書歪曲に抗議
★放蕩息子卒業式に手渡した「旅の答え」
◎えひめ丸事故の家族らに励ましを——ハワイ日本語キリスト教会連盟が祈り会
★<講壇に立つ女性たち>[14]辰野教会牧師 宮沢 悠紀子さん(下)
★<落穂抄>
 = 2 面 =
★タリバン原理主義と教会の信仰——偶像破壊を奨励する旧約聖書記事をどう読むか 記・橋本 昭夫
◎教科書問題は「信仰の根幹」——日韓教会指導者らが対策会議
★バプテスト連盟:教会教育の視点で「教科書の危機」指摘
★インドネシア:キリスト者に死刑判決——暴動を扇動したと
★パキスタン:冒涜罪で高校校長を逮捕
★聖協団:宣教100年のルーツ中田重治と分裂の聖句、イスラエル使命を検証
★日本福音教団:50周年大会を計画
★グルジア:正教会と公式関係を樹立——少数派の自由に注目
★<教界の動き>金城学院(人事)、自由福音・空知キリスト教会(解散)
★<世界の出来事フラッシュ>イタリア、英国
★<論説>教科書検定問題の重い問い 記・蔦田 公義
★<あかし文学>神様いのちをありがとう[1] 作・山口かおる
 = 3 面 全面広告=
☆中田重治 宣教100年記念大会(5月21日~22日、東京・淀橋教会)
 = 4 面 全面広告=
☆第40回 朝祷会全国連合大会(5月25日~27日、新潟・敬和学園高校)
 = 5 面 福祉特集=
★アイデアは神様からのもの——福祉介護機器手がける田名網さん親子
★最期の場所で私ができることを——古川春恵さん
★抑圧からの解放を——佐藤信行さん
★愛を基とした豊な心を育てたい——鎌谷 襄さん
 = 6 面 日本宣教のパイオニア=
★リバイバルに生きた伝道者・松原和人の生涯——活けるキリスト一麦の群創立者
 = 7 面 =
★ハートだけは変わった——現役ホームレスと一女性のホームレス伝道
◎第4回ゴスペル・CCM大賞に本田路津子ら受賞
★埼玉YMCAが「早天祈祷会」を開始
★自転車で千葉から大阪まで16歳の旅——中臺孝樹さん
★米国:セックス依存症者のためのプログラム提供
 = 8 面 =
★<聖書66巻>テサロニケ人への手紙第1 性の純潔を説く 記・伊藤 淑美
★<書評>『新・思い切ってしつけましょう』ジャームス・ドブソン著(ファミリー・フォーカス出版、2300円)
★<新刊書紹介>『山谷の母、神の愛を叫ぶ』荒井志郎著(同出版委員会、2381円)
★<新刊書紹介>『ベルリンの壁に打ち勝って』A・カミンスキー著(教文館、1800円)
★<情報クリップ>催し情報ほか

えひめ丸事故の家族らに励ましを−−ハワイ日本語キリスト教会連盟が祈り会0104220103

ハワイ日本語キリスト教会連盟は3月31日、ハワイ沖で漁業実習船えひめ丸に米潜水艦が衝突した事故の犠牲者と家族・関係者らを覚え、ホノルルのカピオラニパークで「えひめ丸犠牲者とご家族のための祈り会」を開いた。
犠牲者の家族は帰国した後だったが、一般市民を含め約80人が参加した。
海辺に近く見物する観光客も多く、地元テレビも放映した。
 「いつくしみ深き」の賛美に続き、ティム・モリタ氏(海軍チャプレン)が開会祈祷をし、上田憲明氏(聖公会ワイキキチャペル牧師)が説教。
上田氏は、「えひめ丸が沈没し、乗組員が亡くなったことだけを見れば、むだに思えるかもしれない。
私たちには意味が分からないが、神様の中では意味があると信じよう。
この事故を通し、日米間に、痛みでなく、和解と赦し合う関係が深まっていくことを願う」と語った。
 当地のウクレレ奏者ジェイク・シマブクロ氏も出演し、えひめ丸の事故で行方不明となった乗組員のために作詞作曲した「追悼曲・えひめ丸」を演奏した。
最後に参加者が手をつないで輪になり、「宇和島に神のいやしと励ましがあるように」「日米摩擦があるが、両国が赦し合い、きずなが深められるように」など、犠牲者の家族への励ましと、日米間の摩擦解消のために祈りをささげた。
 三橋恵理哉氏(インターナショナル日本人キリスト教会牧師)は、「アメリカの海軍チャプレンと一緒に(祈り会を)できてよかった。
もっと早く実現したかった」。
黒田朔氏(マキキ聖城キリスト教会牧師)は、「ハワイにいる日本人クリスチャンとして何かしたいと思っていたが、連盟として具体的にできた。
これを機に、旅行中事故に遭った人たちなどを、個人レベルでなく連盟としてサポートできる体制を、牧師会で確認し合った」と語った。

教科書問題は「信仰の根幹」−−日韓教会指導者らが対策会議0104220202

日本の歴史教科書歪曲問題に抗議するため韓国から来日した韓日キリスト教議員連盟の抗議訪問団は4月11日朝、都内のホテル・ニューオータニに日本キリスト教協議会(NCCJ)、日本福音同盟(JEA)、在日大韓基督教会、在日韓国基督教宣教協議会、財団法人東南アジア文化友好協会の関係者ら教会指導者を招き、同問題に関する対策会議を開いた。
 来日の趣旨を、訪問団代表の金泳鎮議員が説明。
韓日キリスト教議員連盟の日本側代表である土肥隆一衆議院議員が「教科書問題は仕組まれた壮大な思想運動の結果、検定制度に食い込んで合格したという歴史的事件だ。
してやられた、という感じです」と状況を解説した。
 土肥氏によると、正規の検定を経た教科書の合格を取り消すことは制度上できず、もし取り消せば政治の教育介入との批判は免れない。
検定制度では、合格するまでは一冊も外へ出ないのが大原則だが、「つくる会」はどんどん外へ出して運動を展開した。
本来見られるはずのないものなので、政治家はその内容について論評することができず、「つくる会」はそれを巧妙に利用したという。
 今はすでに文部科学省の手を離れており、あとは地方自治体ごとの教育委員会がどの教科書を採択するかを決める段階。
そこで「つくる会」は、教師の内覧をやめ、教育委員会が独自の判断で教科書を採択するよう地方の議会に圧力をかけている。
土肥氏の観測では「今回の教科書は売れないだろうが、それでもこれだけの政治的プロパガンダができれば彼らにとっては大成功。
だんだん日本の世論を変えていこうという算段だろう」という。
 対策会議で日本キリスト教協議会(NCCJ)の鈴木玲子議長は「教育はいつの時代も、政府が国民をある一定の方向に向けようとたくらむもの。
この問題は日本の教会がかつて神様を否定して神社参拝にすり寄っていったことともつながる。
信仰の根幹にかかわる問題として、全力を挙げて取り組みたい」と表明。
  元NCC総幹事の東海林勤氏も「この問題は日本の教会にとって非常に重要な意味がある。
『つくる会』の書いたものを読むと平気でうそをつく。
何が真偽であるかではなく、ただ力で通せばいいという姿勢が一貫している。
一言でいえば自国礼賛と他国蔑視であり、本質にあるものは力の偶像礼拝。
信仰の根幹にかかわる問題だ。
自国中心に生きるのか、愛に生きていくのか、根本的選択が迫られている」として、諸教会・団体が力を合わせてこの問題に取り組むべきだと述べた。
 韓国教会協議会(KNCC)の金東完総幹事は、「日本の教科書問題で韓国国民はたいへん興奮しており、小学生までが不買運動をするほど。
神様はこの事態を数年前に予測されたのか、韓日キリスト教議員連盟を結成させた。
今、土肥隆一先生が外務委員長、金泳鎮議員が世界のキリスト者議員とつながりをもっているのはこの時のためだったかと思う」として、歴史教科書歪曲問題への対策のため韓日のキリスト教議員連盟と教会機関が協力体制をとることを提案した。

第4回ゴスペル・CCM大賞に本田路津子ら受賞0104220702

「福岡県という地方都市で活動していたのが得だと思う。
一般紙がコンサートを取り上げてくれるので証しもしやすいです」。
元フォークシンガーとして活動していた本田路津子さんは、プロフィールにクリスチャンのゴスペルシンガーと必ず載せるようお願いしている。
 3月30日、第4回ゴスペル・CCM大賞(ライフ・ミュージック主催)においてアーティスト賞と『マイポートレート』でベストアルバム賞の金賞を授賞した。
「引退して、9年目に『小さなかごに』のレコーディングが歌手活動再開のきっかけ。
もう2度と人前で歌うことはないと思っていましたけれど、主人が『タラントを土に隠した人は暗闇に追い出される』という御言葉をあげて、歌うことをすすめてくれたんです」と話し、「皆さんの支えを感謝します」とゴスペル大賞を喜ぶ。
 「神に『わたしはここにいる』と語りかけられているような気持ちになり、歌詞が身に染みてきて、感動しながら歌うんです」と語る。
現在高校生の息子が小学生の時は、「親子3人で回ることが多く、息子は仕事を理解してくれているし、一緒に働いていた気持ちになっています」先日コンサートの手伝いに来てくれて「歌を続けた方がいい」と励ましてくれたと語る。
「特に大きな挫折もなくやってこれました。
自然体で活動することができたのです」と答える。
「自分のできることを大切にしていきたい、息子が独立したら海外にも活動の幅を増やしたいです」と活動が広がっていくことを本田さんは願う。
 また、3月27日、管理職、専門職に就いている女性の世界的組織で、人権と女性の地位を高める奉仕活動をするボランティア団体「国際ソロプチミスト福岡|東」から、専門職、ビジネス、あるいはボランティア活動を通じ地域社会に顕著な貢献をした女性を表彰する「女性栄誉賞」を授賞。
一年を通して教会、学校、病院、福祉施設などで幅広くコンサート活動をしていたことを認められての授賞となった。