[CSD]2003年8月31日《ヘッドライン》

[CSD]2003年8月31日《ヘッドライン》
 = 1面 =
★2千人越える参加者、熱く祈る—JEA世界宣教青年大会—
★ウェブ掲示板感動の声多数—すっと青山のホームページから—
★福音の到達度の実態わかるホームページ—米南部バプテスト連盟国際宣教部—
★<恵みのどんでん返し>神様の御手が動いた新会堂建築 記・岡部 高明
★<落穂抄>日本の教会の青年はこんなに元気だったんだ

 = 2 面 =
◎「戦争ができる国」どう抵抗?—有事法案成立後初の集会—
★すっと参加青年らも靖国視察
★<提言>過去を忘れた有事法制必要論 記・山崎 敏秋
★<神のかたち>[50]「子を産むことによって救われます」(2) 記・稲垣 緋紗子
★<今週の本棚>『続・心病む人々と共に』キリスト教メンタル・ケア・センター編(キリスト新聞社、1,200円) 評・斎藤 登志子
★<今週の本棚>『イペーの花咲く地から』ブラジル日系人の生きた記録5(700円)
★<今週の本棚>『小さないのち』構成・熊井 秀憲、作画・片岡 契一(イーブック出版、190円)
<情報クリップ>催し情報ほか

 = 3 面 広告=
★「神学」学んでなにがデキる??-東京キリスト教学園-ほか

 = 4 面 広告=
★聖句書道誌上展ほか

 = 5 面 =
◎病気を静かに受け入れ—末期ガンの木村さん、教会で個展
★台風10号、牧師館屋根飛ぶ
★福岡で教会が火災
◎「イエス様、タッチ・ミー」—すっと青山—
★和太鼓コラボに「鳥肌」—第5回なにわゴスペルフェスティバル—

 = 6 面 教会学校のひろば=
★「教会が身近に感じた」—カナダ賛美チーム、子どもたちにゴスペル指導—
★<ゆっくり行こう!CS教師>[12]説教準備は生き生きと 記・福井 誠
★<オッフーのあすすめこの1冊>[最終回]『王国アウトニング』作・わたなべ ようこ/絵・下窪 琴(小牧者出版、1,000円) 記・藤田 桂子
★<CSでできること できないこと>[最終回]子どもの中の「神への畏敬の念」育てる 記・杉谷 乃百合

「戦争ができる国」どう抵抗?−有事法案成立後初の集会−0308310201

有事法成立後初の「終戦記念日」となった戦後58年目の8月15日、恒例の平和集会は「有事」が焦点となった。
 朝7時、千鳥ケ淵戦没者墓苑での平和祈祷会には雨の中、約100人が参集した。弁護士の植竹和弘氏(日基教団・本所緑星教会委員)が、有事法成立で日本は戦争ができる法体制が整ったことを指摘し、今後、社会・教育・マスコミを統制し動員体制作りに向かうのではないか、との見通しを解説。そうした戦争準備態勢に、どう抵抗していくかが問題であることに警鐘を鳴らし、こうした現状を覚えて平和のために祈りをささげた。
 都内・水道橋駅前の全水道会館で開かれた平和遺族会主催8・15集会の今年のスローガンは、「非核・平和・共生の北東アジアを創ろう」。在日大韓・川崎教会名誉牧師の李仁夏氏が「『有事』のない日本と北東アジアを創ろう」と題して講演した。
 この中で李氏は、一方的な北朝鮮バッシング、周辺事態法・有事関連法成立など「次々と戦争ができる国となっていく日本に危機感を覚える」と憂慮し、「必要以上に北朝鮮脅威論を訴える日本が、韓国にとって脅威となっている」と指摘した。
 この状況を乗り越えるために同氏は、アパルトヘイト廃止後に罪責告白を前提として和解を構築した南アフリカをモデルにした「真実・和解・平和を求める日韓市民委員会」の設立を提唱。また、ピョンヤン宣言の内容の具体的実現の努力、北朝鮮への人道支援の必要を訴えた。「真実・和解・平和の日韓市民委員会」は、韓国側ですでに準備が整っているという。

病気を静かに受け入れ−末期ガンの木村さん、教会で個展0308310501

東京・練馬区にある練馬バプテスト教会(練馬区桜台5ノ18ノ3=石井忠雄牧師、吉平敏行牧師)で、教会員である木村保さん(61)の油絵、切り絵、挿絵、水彩画など計40点を展示した個展が7月20日から8月10日まで開催された。木村さんは今年1月に体調を崩し、検査の結果末期ガンであることが判明。8月20日には転移のため再入院が決まっている。その入院を前に個展を開きたいと場所を探していたところ、自宅を訪問した吉平牧師から「それなら教会堂があるではないですか」と勧められ、役員会の励ましも得て今回の開催に至った。「個展を教会で開けてうれしい」と木村さんは作品を眺めながら語った。  「最初はガンだなんて信じられなかったし、受け入れられなかった。体も鍛えてきたし、100メートルだって全力で走れる。それなのに・」。今でもとても元気そうで、病気だという雰囲気はどこからも伝わってこない。「うちだけが特別じゃないとは思うけれど、『あんまりにもひどいじゃないですか。神様、主人を私から奪ってしまうのでうか』と言わずにはいられませんでした」と妻の栄子さんも当時の衝撃を振り返る。
 1月の検査では、医者から余命3、4か月だと言われたが、すでに半年が経過。月1回投与される抗ガン剤との相性が良く、副作用もないまま今日まで普通の生活を送ってきた。栄子さんは菜食療法に徹し食事などにも大変気を遣い、夫を支えてきた。しかし多臓器に転移が見つかり、今回は長期入院をしなくてはならない。結果的に入院直前の個展となった。
 以前から絵が好きで、40歳のころから油絵を本格的に習い、展覧会で入選したこともある。個展はこれまでにも練馬区立美術館や新宿などで度々行ってきたが、教会で開いたのは初めて。観賞者は延べ200人あまりで、中には何度も見に来た人もいたという。
 今回はそれまで押し入れに眠っていた作品などを含め展示。来場者には作品をプリントした絵はがきをプレゼントした。「木村さんの絵には緻密さと深みがあります」と吉平牧師。主に花を被写体にした細かいタッチの絵が人気だとか。そのほか聖書マルコの福音書の中から59場面をスケッチし、約11メートルの巻物にしたものやブドウと教会を組み合わせて書いたデザイン画なども好評だ。一つひとつに思い入れがある。
 「病気にも神様の御心があるんです。病気によって今までは人目に触れなかった作品も個展で披露することができました。主は用いてくれました」と、木村さんは個展の開催を通して病気を静かに受け入れる。
 医者からは年は越せないと言われている。「お医者さんはクリスチャンではないでしょう。私たちには信仰がある。奇跡を信じます」と栄子さん。「生きたいです。生かしてくれるよう祈りながら主にすべてを委ねています」。末期ガンという病気を前にしても、木村さん夫婦は祈りと信仰を忘れることはない。「入院前に旅行に行くんですよ、今から楽しみです」と笑顔で語ってくれた。

「イエス様、タッチ・ミー」−すっと青山−0308310504

「JEA世界宣教青年大会・SSST=すっと・青山」(小川国光実行委員長)の全体集会は、海外講師のほかに長年学生伝道に携わってきた2人の日本人講師、安藤理恵子さん(キリスト者学生会=KGK=関東地区主事)と井上賢二郎さん(日本長老教会教師、元高校生聖書伝道協会=hi-b.a=スタッフ)がメッセージをし、悔い改めを促し、主に従い用いられる器になれるようチャレンジをした。(1面に関連記事)
  ◇
 安藤さんは、コロサイ人への手紙3章から「皆さんがもっているもので特に捨てなければならないもの、それは『性的な罪』です」と強調。聖書はセックスを肯定しているが、性的関係は大きな祝福にも危機にもなると語った。
 パウロが避けるべきものとして真っ先に挙げているのが、不品行、汚れ、情欲などの性的なもの(5節)だという。「性的な罪は後の尾を引きます。もしその罪を犯してきたのならば、もうそのことをやめ、悔い改めなければなりません。その罪を捨て続けるならば、光の中を歩むことができます」と語りかけた。
 安藤さんは、クリスチャンはキリストのように生きることに召された者だとし「世の人たちは、キリストに似た人を見たがっています。上にあるものを求め、キリストに従って欲しい」と語った。
 「私の説教は、メモるのではなく絵で描いた方がいい」と会衆を笑わせながら、大阪弁を交えて語る井上さんは、ルカの福音書5章からメッセージ。イエス様と全身らい病(ひどい皮膚病)の人が出会うシーンを、まるで映画のワンシーンを見ているかのように想像力たくましく語った。
 「全身ひどい皮膚病の人は町の中に住めず、城壁の外に住んでいました。その人が城壁の中に入り、イエス様を捜しに町をウロウロしています。ひどい皮膚病の人に触れると汚れるので、その人は『私は汚れてます』と叫ばなければなりません。人々は『なんでやねん!』と驚いたことでしょう。それでもその人は、何としてもイエス様に会いたかったのです。イエス様はその人に触り、抱きかかえられ、『わたしの心だ。きよくなれ』(13節)と言われました。すごい名場面です」
 この個所から井上さんは「私たちはまずSend meの前にTouch me(イエス様に触れていただく)が必要で、こんな汚れた私たちでも神様は私たちを用いたいと願っている」と強調。「神様に触れてもらいたい、用いられたい人は手を挙げてください」と促すと会場の大半が手を挙げ、真剣に祈りをささげた。
 集会後も、2、3人が一つになり、会場のあちらこちらで祈り合う姿が見られた。
 大阪から来た社会人男性は「性的モラルが低下している時代ですが、安藤先生が性のモラルについてあそこまではっきり言われたので、すっきりしました」。群馬県伊勢崎市から来た社会人女性は「井上賢二郎先生のメッセージを聞いて涙をボロボロ流しました」。大阪から来た社会人男性は「外国の講師に頼らず、日本の女性講師(安藤さん)、若手の先生(井上さん)を立てたりなど、いろんな点で新しい試みがあった大会でした」と感想を述べた。