[CSD]2006年1月22日《ヘッドライン》

[CSD]2006年1月22日《ヘッドライン》
 = 1面 =
◎「こんな私を遣わしてください」——すっとKANTOで若者100人が献身表明

 = 2 面 ニュース=
★各宗教がいのちの問題語る——日本クリスチャンアカデミーでシンポジウム
★「自分の罪を嘆いているのか」——すっとKANTO 若者に喝!
★改革派:東関東中会の設立を審議
★<落ち穂>伝道とは神様が私たちを通して働かれること

 = 3 面 ニュース・ルポ=
★パキスタン地震:子どもたちと親に心的ケア必要——JIFHが支援活動継続
★英国:ポッドキャストで礼拝出席増加
★米国:クリスタルカテドラルの後任は息子
★ルポ・わたしたちはひとつ[5]:神戸西バプテスト教会?生き方を変えた出会い
☆祈りのガイド

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★残された「希望の絵」にみた神の愛——山本 れい子さん[中]([株]山本書店 店主)
★<佐藤綾子のイキイキクリスチャン自己表現法>[6]相対評価をやめて絶対評価

 = 5 面 牧会=
★<スピリチュアリティと心の援助>[8]イエスによる人間全体の救い——贖罪は治癒的贖罪でもあった 講演・近藤 勝彦
★<オピニオン>牧師のために何を祈っていますか? 記・後藤 喜良
★<恵みのどんでん返し>自分自身が変えられた時 記・増田 育生

 = 6 面 関西だより=
◎昔の顔に戻りたくありません——イ・チソンさん講演会で感動呼ぶ
★『ヴォーリズ評伝』完成出版——ゆかりの地で出版記念会
★韓国の「イエス様の弟子たち」来日コンサート
★高校生伝道は誰がする?——関西hi—b.a.

 = 7 面 全面広告=
☆第45回 ケズウィック・コンベンション
2月21日~23日、箱根小涌園
http://homepage3.nifty.com/holy/keswick/kes.html
 = 8・9 面 IT・ホームページ特集=
★速い・軽い・使えるWebづくりのポイント 記・上田 栄一
◎キリスト教界ホームページ・コンテスト発表

 = 10 面 世界=
★<宣教まっただ中>エチオピア発[2]肥えた地に移住する人々 記・森田 哲也
★カッティング・エッジ・リポート[7]聖書を土台に性教育——「HIV/AIDS さよならクラブ」 記・中台 孝雄
☆祈りのガイド

 = 11 面 教会学校=
★<いまどき子ども事情>「救出か生活を守るか」葛藤に疲れ 記・西村 敬憲
★<CS分級>私の「ミニミニ・イエス様物語——すぐにできる「絵本」作り 記・平田 和子

 = 12 面 神学・社会=
★「霊性」——福音主義神学会第12回全国研究会議報告 記・根田 祥一
★<書評>『ドメスティック・バイオレンス そのとき教会は』アル・マイルズ著(日本キリスト教団出版局、3360円)評・深田 未来生

 = 13 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報、放送伝道ハイライトほか
★MOVI:「ビリーブ」(1月21日公開、ableの会配給)
★BOOK:『ミステリー・ディナー』デイヴィッド・グレゴリー著(ランダムハウス講談社、1365円)

 = 14 面 教会=
★<ちゃちゃチャーチ>ダンスを通して心1つに——同盟基督・松原聖書教会 ジョイファミリーチャーチ
★<奉仕する恵み>教会にあたたかな空間づくり 向井 絵美子さん

 = 15 面 家庭・あかし=
★「クリスチャン技術者にチャレンジ」——発光ダイオードの十字架を製作・提供
★各地のクリスマス集会:埼玉・韓国舞踊が福音運ぶ——日韓交流チャリティー・コンサート
★新連載<暮らしの中の信仰>活きたイエスとの[人格的]交わり 記・東後 勝明

 = 16 面 ひと=
★平山 正実さん(自死遺族ケア全国ネット代表)——非難と悲しみの中にある遺族に慰めを

「こんな私を遣わしてください」−−すっとKANTOで若者100人が献身表明=0601220101

 「SEND ME (私を遣わしてください)」をテーマに15歳から30代の青年を対象として03年、東京で開かれた「世界宣教青年大会(すっと青山)」。「あの感動をもう一度」という声を受け、同じテーマで関東圏クリスチャンを対象に「すっとKANTO」(同実行委員会・関東地区協力教会主催、JEA青年委員会協力、淀橋教会後援)が05年12月28日から30日まで、東京・新宿区百人町の淀橋教会をメイン会場に開催された。参加登録者は千人を超え、約100人が献身を表明するなど、若者たちを励まし、悔い改めと献身を促す3日間となった。  最終日、メイン会場は熱気も最高潮に達していた。新メンバーを加えた「すっとKANTO」賛美チームのリードで、「主の愛と恵み」「ワン・ウェイ」「もうふりむかない」などを力強く賛美。若者たちは総立ちで手をあげながら、神様に向かって賛美をささげた。
 その夜、キリスト者学生会(KGK)北陸地区主事の大嶋重徳さんが、イザヤ6章から語った。「イザヤはまず、自分が罪人であることを自覚する必要があった。神の聖さにふれ、『ああ。私は、もうだめだ。私はくちびるの汚れた者』(5節)と罪を自覚した。そのあと『だれを遣わそう』(8節)の声を聞いた」
 「神は本当に罪人でどうしようもない者をこの世に遣わしたいと願っている。『ここに、私がおります。私を遣わしてください』(8節)はイザヤに自信があったから出た言葉でなく、『こんな私ですが遣わしてください』ということ。神は成長が遅々とし、全然進めない、失敗もする私たちと共に働かれることをよしとされた」
 そして、「こんなダメな私だけれど、主に従っていきたいという人は立ってください」と招きをすると、約100人の若者が立ち、献身を表明した。フィナーレはテーマソング「SEND ME」の大合唱で終わった。
 大会後、青年たちは目を輝かせながら示された決意を語った。「賛美が本当に良かった。将来、プロのゴスペルシンガーになりたい」(高校生女子)、「宣教師になりたいという思いがあったが、この大会で背中を押された」(大学生女子)、「『青年の目から見た青年伝道』の分科会に出て、身近な人に伝道しようという思いが与えられた」(高校生男子)
 大会では、塩谷達也さん、松本優香さん、MIGIWAほか、多数の音楽ゲストが参加。また、「聖書から考える性の問題」「恐れず証しをするために」「献身について」「宣教報告」など、26の分科会が行われ、11の神学校、伝道団体などがブースを出した。
 大やけどから奇跡の生還を果たした韓国人のイ・チソンさんと「きみは愛されるため生まれた」作詞・作曲者イ・ミンソプさんをゲストに29日開かれた「日韓友好40周年 すっとKANTOスペシャル きみは愛されるため生まれた」(ゴスペル東京リンキング主催、いのちのことば社/ライフ企画共催)には、約千200人が参加し、大盛況だった。実行委員長の小寺徹さん(ウェスレアン・ホーリネス・ひばりが丘北教会牧師)は「関東地区の諸教会、青年たちが率先して参加し、短い準備期間でこれだけの大会がもてたことは大きい。賛美のクオリティーも高い内容だった。『すっと』という一つのあり方が確立されたと思う。今後はこういう大会を日本各地でやってほしい」と語った。【中田 朗】

昔の顔に戻りたくありません−−イ・チソンさん講演会で感動呼ぶ=0601220601

 「私は大きな会衆の中で、義の良い知らせを告げました」。イ・チソンさんが「みことばが生きて私の人生に成し遂げられている」と語る詩篇40篇のみことばの通り、12月27日に大阪クリスチャンセンターOCCホールで開催された講演会「チソン、愛してるよ。」(イ・チソン講演会実行委員会)には300人を超す聴衆が集まり、チソンさんの証しに耳を傾けた。賛美ゲストはゴスペルシンガーでもあるイム・ミジョン宣教師。通訳は、チソンさんが日本の父と慕う中央栄光教会のイ・ヨンキュウ牧師。
 チソンさんは5年前、大学2年の時に兄が運転する車に同乗中、飲酒運転の車に衝突されるという事故に巻き込まれた。その時に全身の55%に大やけどを負う。奇跡的に助かったが、22歳で娘盛りの美しい顔を大やけどで失った。
 しかしチソンさんは講演で、このすさまじい痛み、苦痛の体験を通して「神様はたくさんのすばらしいものを与えてくれた」と語る。
 「本当に重要なものは、目に見えるものではなく、目に見えないものだということをこの体験から教えられました。神さまの愛と平安を与えられている今の私は、前よりも人生が楽しいです。バカげて聞こえるかもしれませんが、昔の美しい顔に戻りたくありません」
 ステージに設置されたスクリーンには事故前の姿も映し出され、事故の痛ましさをしのばせたが、今のチソンさんの小柄ですんなりとした姿からは、信仰に磨かれた品性が輝く。
 「私も女の子だし1人の人間です。可愛いものが大好きです。でも、決して可愛いとは言えないこの顔を見ながら本当に平安でいられることは、神様が下さった奇跡だと思います。今、私は本当に幸せです」
 日本での講演は初めて。大阪に先立ち、25日には神奈川県大和市の大和カルバリーチャペルで、29日には淀橋教会で開かれた「日韓友好40周年すっとKANTOスペシャルイベント きみは愛されるため生まれた」(ゴスペル東京リンキング主催、いのちのことば社/ライフ企画共催)でも講演し感動を呼んだ。
 今回、日本から講演依頼があった時、多忙なスケジュールのため来日を迷ったという。「でも、強い導きがありました。あとで神様が、日本で語って良かったと思わせてくださると信じていました。日本にいる韓国人ではなく、日本人の方々に向けて体験を語ることができ、やっぱり来てよかったと今思っています」
 チソンさんにとって日本は「表立って外を歩ける自信を与えてくれた」国。治療のため来日した際、韓国人のようにチソンさんの傷ついた顔を無遠慮に見る人が誰もいなかったという。この体験談は、著書『チソン、愛してるよ。』(アスペクト)に詳しい。
 現在アメリカ留学中で、リハビリテーション・カウンセリングを学んでいる。韓国ではやけど患者のための支援団体の発足に貢献し、講演活動も盛んに行っている。
 チソンさん来日に先立ち、昨年11月に続編『きょうも幸せです。』(千365円税込)がアスペクトから発売された。チソンさんの講演や再現ドラマを収録したDVDとビデオが、ライフ・エンターテイメント(いのちのことば社/ライフ企画)から2月に発売される。チソンさんのホームページ『チソンの主を仰ぐ人』はhttp://www.ezsun.net

キリスト教界ホームページ・コンテスト発表=0601220901

 本紙の公式サイト「JPnews」上で昨年12月に実施した「キリスト教界ホームページ・コンテスト」には、2週間という短い公募期間中に49件の応募(有効回答41件)があり自薦・他薦のクリスチャン・サイト63件が寄せられた。10年ほど前の教会ホームページには、まだ礼拝時間や所在地などを掲示するいわゆる「情報提供」型といえるものが多く見受けられた。近年は製作ソフトの充実、レンタルサーバのサービス充実などの好影響か、掲示板だけでなくブログ開設やデータベースでの情報提供などIT(情報技術)活用のサイトも寄せられている。それら応募サイトの中から参考にしたいクリスチャン・サイトを紹介する。  今回の「キリスト教界ホームページ・コンテスト」は、教会部門(海外の日語教会を含む)、団体・企業部門(教団・教派を含む)、特別部門(JPnewsのリンク集に登録されてない個人や団体のサイト)の3つの分野に分けて公募。紙上での掲載にあたっては▽アクセス性(画面表示の速さや独自ドメインなど)、▽コンテンツの充実や分かりすさ、▽機能性(チャットやブログ・携帯サイトの有無など)をポイントに選択した。
教会サイトも速い・見やすい
 教会部門の応募でも「速い・見やすい・分かりやすい」教会ホームページの特色がよく表れていた。多種多様なサイト作成のためのテンプレートを利用しやすい環境が浸透しているようで、独自ドメインを取得しレンタルサーバーを運用している教会サイトも多く見られた。 「日本基督教団荒川教会」のホームページは、教会ホームページのイメージをセンスよくまとめているサイトといえる。左フレームにコンテンツのメニューをまとめ、右フレームに「今週の聖句」とワンポイント・メッセージ、下方に教会アドレスが明記されていて信頼性の高いホームページに必要な要素を一覧できる。清潔感あふれるセンスが心を引く。「阿倍野キリスト集会」のホームページも、機能性と若々しい清潔感がよく表現されている。「聖書を読む」のバナーをクリックすると聖書を開いたフレームに聖句が表示されて楽しい。ホームページのセンスのよさでは、「横浜オンヌリキリスト教会」「カナン・プレイズ・チャーチ」「ミラノ賛美教会」などが お薦め。 コンテンツのユニークさからは、聖書の研究・直訳などの労作を公開している「川西聖書教会」のサイト、バーチャル教会「eChurch Japan」、教会ホームページの草分け的な存在でもある「インターネットミッションクラブ」(多磨教会)などが挙げられる。
団体企業その他
 キリスト教団体、クリスチャン企業その他のサイトは、情報を提供したい対象が明確なだけにセンスも利用度も高いサイトが多い。 ポータルサイトでは、老舗の「ゴスペルジャパン」を何人かが挙げていた。教界検索サイトとして「KIRISUTO.INFO」(写真左下)はぜひ「お気に入り」に登録しよう。レイアウト的には定番だが、この種のサイトはとにかく分かりやすさが大切。デボーションTVなどの「アガペー・インタネット放送局」も応募数が多かった。 関西圏のラジオ伝道「聖書と福音」のサイト(写真右)は、スタッフ紹介と番組バックナンバーに集約している。ここまでスッキリするとさわやか。興味深いのは木に関するサイト「木の情報発信基地」の「木と聖書」で聖書にある木の出典や回数などが掲載されている。英会話のスピーキング自動習得システム「ユーキャンスピーク・YCS」、リラクゼーション「シーエンジェル」などはアクセスするだけでも楽しい。 【記事に掲載したホームページ】
●日本基督教団荒川教会 http://www2.plala.or.jp/Arakawa/Jesus.htm
●阿倍野キリスト集会 http://psalms.ddo.jp/~abeno/index.html
●横浜オンヌリキリスト教会 http://www.yokohamaonnuri.com/
●カナン・プレイズ・チャーチ http://www11.ocn.ne.jp/~canaan/
●ミラノ賛美教会 http://www.mission-i.net/
●eCHURCH JAPAN http://www.echurch-jp.com/
●インターネットミッションクラブ http://members.jcom.home.ne.jp/tamach/
●ゴスペルジャパン http://www.gospeljapan.com/
●KIRISUTO.INFO http://www.kirisuto.info/
●アガペー・インタネット放送局 http://www.agape-tls.com/
●聖書と福音 http://biblegospel.org/
●木の情報発信基地 http://www.wood.co.jp/
●ユーキャンスピーク・YCS http://www.youcanspeak.net/
●シーエンジェル・ボディーセラピー http://sea-angels.com/