[CSD]2006年 8月27日《ヘッドライン》

[CSD]2006年 8月27日《ヘッドライン》
 = 1面 ニュース=
★平和の灯を!靖国の闇へ——小泉首相参拝にアジアの「心」
◎8・15小泉首相靖国神社参拝に抗議声明続く——「憲法違反」「戦責放棄」など指摘

 = 2 面 ニュース=
◎「靖国参拝は憲法違反」——教界団体など首相官邸前で抗議集会
★憲法を遵守しアジアと共に生きる日本を——平和遺族会全国連絡会議8・15集会
★「日韓が神の愛で一つに」 在阪韓国領事が講演——関西超教派クリスチャン戦争罪責告白者会
★「『首相参拝』は重大問題」 森井眞氏糾弾——靖国国営化阻止8・15東京集会
★「9条には高い見識と信念」——JECA「平和のための集い」
◎<落ち穂>加害者としての和解の使命とは何か

 = 3 面 クリスチャンライフ=
★苦しみの償いを実行したい——米国・合唱団と共に平和願う旅
★イラク:アッシリア人キリスト者への迫害実態明らかに
★<暮らしの中の信仰>ミミズの口論 記・東後 勝明

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★「神が仕組んだ」転機——黒木 中(あたる)さん[上]([株]新都市不動産鑑定代表取締役社長)
★<ゴールデンルール>[3]言葉とともに「関係」があった 記・田上(たのうえ)昌賢

 = 5 面 牧会/神学/社会=
★講演:福音主義神学会東部部会研究会より[3]神のしもべか、貪欲な獣か<3> 油井義昭
★<オピニオン>牧師夫人の複雑な立場と心の重荷に対応を 記・後藤 喜良
★米国:「忠誠の誓い」違憲訴訟禁止——下院が法案可決
★米国:ES細胞研究法米大統領が拒否

 = 6・7 面 全面広告=
☆日本から世界へ——聖霊宣教大会 10月8日(日)~11日(水)開催
会場:川口綜合文化センター・リリア
Tel.042-334-3998 Fax.042-336-3094 事務局:イエス・キリスト緑の牧場教会
HP http://www.tokyo-revival.org/hsmc-2006/
 = 8・9 面 特集/アシュラム=
★今こそ真に「聴く」生活を——「アシュラム」が問いかける現代の「欠け」
★「祈り」こそが最も欠けたもの——第9回桃山アシュラムより

 = 10 面 教会学校=
★<「成長」攻略法>神の言葉を無視していませんか? 記・中台 孝雄
★<CSアイディア>パズルに挑戦——みことば迷路パズル 記・矢吹 博

 = 11 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★BOOK:『キリスト者の戦争論』岡山英雄・富岡幸一郎著(地引網出版、735円税込)
★BOOK:『愛のことば』みなみななみ文・nocco絵(フォレストブックス、1050円税込)
★CD:「祈り—The Water of Blue—」ピアノ・合田 清([株]アットマーク、3,000円税込)
★REVIEW:『歴史の狭間を生きる』李 仁夏著(日本キリスト教団出版局、2,310円税込)

 = 12 面 ひと=
★元ホームレス 音楽家としての再起——合田 清さん(ピアニスト)



8・15小泉首相靖国神社参拝に抗議声明続く−−「憲法違反」「戦責放棄」など指摘=0608270102

 小泉純一郎首相が8月15日、靖国神社を参拝したことを受け、キリスト教界では諸団体がただちに声明を発表し、厳重に抗議した。
 日本キリスト教協議会(NCC)靖国神社問題委員会(須賀誠二委員長)では、「侵略戦争と植民地主義を肯定する歴史観をもつ靖国神社を参拝することは、日本国憲法の平和主義の原則に反する」と批判した。
 日本基督教団(山北宣久総会議長)は、戦時中、同教団が大日本帝国憲法のもと国家の戦争政策に協力した反省をふまえ、参拝は「かつての日本の東アジア地域への侵略戦争を肯定すること」であると批判した。
 日本バプテスト連盟(平野仁志理事長)は、首相の靖国神社参拝に関しては05年9月30日大阪高裁判決において違憲の判断が確定しているとして、「内閣総理大臣たる者が裁判所の判決を無視し行動することは、『この憲法を尊重し擁護する責任を負う』とする憲法99条に違反すること」と批判。また、靖国神社問題はA級戦犯を分祀して解決する問題ではなく、本質は、「かつての戦争を肯定し、褒め称え、戦争責任を放棄することにあり、それにより新たな戦争体制が構築されることにある」。8月15日という、「戦争責任を深く心に刻むべき日」の参拝は、「戦争責任を反故にして真の和解への道を放棄する行為」と抗議した。
 神奈川平和遺族会(津波古勝子代表)は、「公人として靖国参拝することが、国内外にいかなる影響を及ぼすのか、全く顧みられていないのは、極めて無神経であり、政治常識がないとしか言い様がない」と厳しく批判。
 小泉首相、石原慎太郎東京都知事が01年8月に行った参拝に、国などを相手取り最高裁で争っている「靖国参拝違憲訴訟の会・東京」(辻子実事務局長)は、「憲法20条1項に定められた国民の信教の自由、思想信条の自由の保障を冒涜するもの」と改めて指摘した。
 靖国神社国営化阻止道民連絡会議は、靖国神社を「公式参拝」することは、憲法の定めた政教分離の原則に反するものであり、また、「アメリカ追随の軍事大国化路線とともに教育基本法、憲法改悪と連動したものである」と指摘した。
 政教分離の侵害を監視する全国会議(西川重則事務局長)は、首相が、日本が、「天皇制・国家神道体制の諸弊害を克服し、国家と宗教の分離の原則を政治の場に生かすことこそが、真の追悼の道であり、アジアの信頼に応える確かな道である」と表明した。

「靖国参拝は憲法違反」−−教界団体など首相官邸前で抗議集会=0608270201

 小泉首相靖国神社参拝翌日の16日、東京・千代田区永田町の首相官邸前で抗議集会が行われた。呼びかけ団体は平和遺族会全国連絡会、政教分離の会、日本キリスト教協議会(NCC)靖国神社問題委員会、靖国参拝違憲訴訟の会・東京。各団体代表らは首相官邸に向け首相の靖国参拝への抗議の意思を表明した。
 平和遺族会全国連絡会代表、政教分離の会事務局長の西川重則氏は「国の最高責任者が最後の公約の名のもと、敗戦の日に参拝したことに対し、改めて政教分離違反の行為に抗議、糾弾する。そして、残された首相在任の日々、憲法に則った政治をしっかりやってほしい」と要求。同じく15日に参拝した石原慎太郎都知事にも抗議した。
 NCC靖国神社問題委員会委員長の須賀誠二氏は「昨日(15日)の小泉首相の6度目の参拝に対し強く抗議する」と表明。「首相は日本の戦没者に哀悼の意を表したと言うが、日本軍により殺された2千万余のアジアの人々の遺族の痛みに対してはどうなのか。参拝は過去の戦争を肯定し、正当化する行為」と訴えかけた。
 靖国参拝違憲訴訟の会・東京原告の岡田良子氏は「東南アジア、中国などで略奪、陵辱、虐殺、破壊の限りを尽くした兵隊さんたちに、国の代表が感謝の意を表していいのか。靖国神社は今も戦争をさせるための神社。兵士らを死に追い込み、アジア2千万の人たちを殺してしまった恐ろしい戦争を2度と繰り返さないためにも、あの神社を参ってはいけない」と強く訴えた。最後に参加者一同で「憲法違反の靖国参拝をやめろ」「小泉首相はアジアの声を聞け」などとシュプレヒコールを上げ、内閣府に各団体の抗議声明の申し入れをした。

<落ち穂>加害者としての和解の使命とは何か=0608270206

 小泉首相が靖国神社を参拝した8月15日の夜、中国にいた家族から電話があった。国営テレビの批判報道の中で、日本ではキリスト教徒を始め遺族の中に合祀に反対している人々がいる事実を報じたという。  小泉首相の靖国参拝問題に関し、中国の一般市民が、日本での反対運動の事実をマスコミを通して知るのは決して小さなことではない。正しい情報に基づいた日中間の草の根的対話がどうしても必要だからだ。 昨年4月に起こった反日デモのあとに訪れた中国で、クリスチャン青年と交流し聖書の話をさせていただいた。その時、中国の一青年の心の中に、小泉首相の靖国参拝問題がトゲのように引っかかっていたのを後で知らされた。  戦争犯罪人を神として祀る靖国神社に日本の総理大臣が参拝するのをどうしても許せない。その日本から来た人物が中国人にメッセージをするのはどうか…集会に参加した一人の求道者の問いかけだった。  この夏もまた、その中国人青年たちに会う。正直、重い気持ちである。もう、メッセージを語ってはならないのか、と迷う。今、加害者としての和解の使命とは何か、を模索している。