[CSD]2001年3月11日号《ヘッドライン》

[CSD]2001年3月11日号
《ヘッドライン》
 = 1面 =
◎「君が代歌うかは自由」千葉県教育委明言——内心の自由確保に道
★「日本宣教と天皇(制)」テーマに公開討論会——笹井大庸氏と石黒イサク氏
★新生宣教団:大型高速印刷機を増強——聖書を年間500万部印刷可能
★ペンテコステ・聖霊運動100年祭——福音宣教協力会が呼びかけ
★イギリス:世界の宗教人口統計でペンテコステ派30年で4倍強
★<講壇に立つ女性たち>[8]一麦西宮教会牧師 下條 末紀子さん(下)
★<落穂抄>一般書店に並ぶクリスチャンたちの著書
 = 2 面 =
★<21世紀教会は何を>[9]旧来の先入観を脱し個性を
★クリスチャン教育学会:聖書からの普遍的原則で各科統合を
★日本ケズィック:「キリストにあって一つ」掲げ40年
★JEMA:サッカーW拝伝道に意欲——来日するスポーツ伝道者と協力
★JEMA:在日宣教師は高年齢層に偏り
★日本カトリック司教団:生命倫理観を世に問う——「いのちのまなざし」を出版
★東京キリスト教学園:バイオラ大学との学位協定1期生を募集
◎「日の丸・君が代」ホットライン 今年も開設——「強制」の相談件数増
★<論説>教育改革と信教の自由 記・油井義昭
★<神の国の物語>[16]社会の問題が教会にも 記・谷口和男
 = 3 面 全面広告=
☆第5回 全国青年宣教大会 大阪大会(Tel.06-6782-7333)
 = 4 面 特集・児童文学の魅力=
★<インタビュー>感動が生きる力に 松居 直さん(福音館書店相談役)
★<書籍紹介>「ひとりじゃないよ」絵・ウイリアム・クアレック/文・星野正興
★<書籍紹介>「心の居場所を探しに」絵・Mジョリスンほか/文・千葉茂樹
★<書籍紹介>「こいぬのうんち」絵・チョン・スンガク/文・クォン・ジョンセン
★<書籍紹介>「そらまめくんのベッド」絵と文・なかや みわ
★<書籍紹介>「3本の木」絵・ティム・ジョンク
★<書籍紹介>「絵本からの贈りもの」
★児童書売れ筋と傾向
 = 5 面 =
★夢を投げださないで——ジェニュイン・グレイスがCDデビュー
◎聖句書道センター:小中学生向き書道誌を発刊——「ろごす」見本誌を贈呈中
★<召天>入船 尊氏(改革派・鈴蘭台教会牧師、元インドネシア宣教師)
★歌手デビュー直前にクリスチャンデビュー——金本友孝牧師
★出版記念が伝道会に——西本誠一郎氏の伝記出版
★阪神復興ミニストリーが活動報告書を出版——ボランティア参加した人の連絡を求む
 = 6 面 =
★<聖書66巻>コリント人への手紙第2 喜んで自分の弱さを誇る 記・山中 雄一郎
★<書評>「ファイナル・ウィーク」マックス・ルケード著(いのちのことば社、2000円)
★<新刊書紹介>「解放としての十字架」テオ・ズンダーマイヤー著(日基教団出版局、2400円)
★<新刊書紹介>「SIGNS」第4号(アンデレ宣教神学院、1000円)
☆<情報クリップ>催し情報ほか

「君が代歌うかは自由」千葉県教育委明言−−内心の自由確保に道0103110101

千葉県教委が、卒業式・入学式での「国旗掲揚・国歌斉唱」の実施を求める職務命令を県立高校校長らに出したことが論議を呼んでいる中で、「日の丸・君が代」の強制に反対するキリスト者教師・生徒・市民のネットワークにかかわる県内在住の公立校教諭、牧師、信徒ら5人が3月1日、県教委を訪れ、「日の丸」の掲揚及び「君が代」の斉唱を学校現場に強制しないことなどを申し入れた。
1時間にわたる話し合いの結果、県教委側は、式で「君が代」を歌うか歌わないか、立つか立たないかなど内心の自由は保障されていることを認め、式に際してその旨をアナウンスしたり、式次第に印刷することについては、各校の校長ら管理者の判断にまかせているとの姿勢を明らかにした。
強制力を伴う職務命令が出された中で、内心の自由確保の方法については各校の裁量にゆだねることを県教委が明言したことは、処分を恐れて委縮しかねない現場の教師たちにとって思想・信条・良心の自由への追い風になるものと見て、同ネット関係者らは波及効果に期待を寄せている。
千葉県教委は昨年末、生徒の企画運営による卒業式をしてきた小金、東葛飾、国府台ほか県立高校七校の校長に対し、卒業式での「国旗掲揚・国歌斉唱」を実施するよう職務命令を出し、今年1月には142の全公立高校校長に完全実施を求める通知を出した。
これに対し3校の生徒らが国旗・国歌を強制しないことや職務命令の撤回を求める請願を出したが、県教委は撤回に応じていない。
千葉県教委は昨年末、生徒の企画運営による卒業式をしてきた小金、東葛飾、国府台ほか県立高校七校の校長に対し、卒業式での「国旗掲揚・国歌斉唱」を実施するよう職務命令を出し、今年1月には142の全公立高校校長に完全実施を求める通知を出した。
これに対し3校の生徒らが国旗・国歌を強制しないことや職務命令の撤回を求める請願を出したが、県教委は撤回に応じていない。
話し合いでは特に、国旗・国歌法案の審議に際し、当時の有馬文部大臣が生徒に強制はしないと明言したことを指摘し、「生徒を指導する教職員や管理する立場の校長に職務命令を出すことは、事実上強制力を持ってしまい矛盾している。
生徒がいやだと言っているのに強制するのは反発を招くだけで、教育にはふさわしくない」などとして、職務命令の撤回を迫った。
これに対し県教委高校教育指導室の宇井美樹室長らは「職務命令がいかなる意味で強制になるのか疑問。
学習指導要領に基づき、学校の管理運営の必要によって出したものだ」として、撤回はあり得ないとの従来の主張を繰り返した。
しかし、さらにネットワーク側が、「君が代」を歌う歌わない、立つ立たないなど内心の自由があるはずと問いただしたのに対し、県教委側は「内心の自由は憲法に記されていることで尊重するのは当然」との見解を表明。
「その旨を式次第に印刷するか、式の前にアナウンスすることを、県教委の見解として通知などで学校現場に伝えてほしい」と要望したことに対しては、「当然なのでわざわざ通知する必要はない」としたものの、「そうした個別のことは指導に含まれていない。
校長の責任において判断することと考えている」と、この点について県教委は学校現場の裁量にまかせることを認めた。
国旗・国歌法成立後、卒業式・入学式では各地で「国旗・国歌」実施への圧力が強まったが、教職員組合などによる条件交渉の結果、昨年都立高校では全200校中72校で、内心の自由は保障されている旨のアナウンスか式次第への印刷が実現している。

「日の丸・君が代」ホットライン 今年も開設−−「強制」の相談件数増0103110208

「日の丸・君が代」法制化に伴い、卒業式、入学式での「日の丸」掲揚、「君が代」斉唱の強制が強まるなか、その苦情、相談を受け付ける「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン」が、今年も開設された。
同ホットラインは、学校や職場、地域社会で予測される処分や混乱に対処していこうと、1999年、学者、法律家、宗教者、市民団体が協力して開始された。
代表は大津健一(日本キリスト教協議会総幹事)、庭山英雄(元専修大学教授)、山住正巳(前立教大学総長)の3氏。
弁護士、憲法学者、教職員、市民運動のメンバーが交代で相談に当たり、深刻なケースは弁護士が対処する。
すでに2月26日から3月3日まで、今年第1回目が開設された。
相談員の1人は「『日の丸・君が代』法制化の時、政府は『強制しない』と言いつつ、現実は文部省・教育委員会から『実行せよ』と圧力がかけられている点についての相談が圧倒的に多い。
去年よりもその件数は増えている」と、政府が公教育の場に、より圧力をかけている現状を述べた。
第2回目は卒業式に合わせ3月12日から14日まで、第3回目は入学式に合わせ4月2日から4日まで開設される。
開設時間は午後2時から8時まで。
【「日の丸・君が代」強制反対ホットライン】TEL03・3358・8273、FAX03・3358・8274。

聖句書道センター:小中学生向き書道誌を発刊−−「ろごす」見本誌を贈呈中0103110502

聖書のことばを題材に書道に取り組み、全国に約500人の会員がいる「聖句書道センター」(佐藤望雲主宰=単立・みとキリスト教会牧師)が、小中学生向きの隔月書道誌「ろごす」を4月20日発刊の予定で準備を進めている。
2月から見本誌号を配布し、感想や購読申し込みを受け付けている。
「ろごす」は、毛筆、硬筆の手本、出品作品と講評のほか、絵・イラストの募集・掲載、聖書のお話、パズルなど。
出品作品は全点、写真、講評入りで掲載される。
手本は、聖句書道センターの会員で担当する。
担当者のなかには、日展入選者など、書の世界で認められた人もいるが、みなボランティアでの参加。
書の世界ではいろんな「流派」に属し、技量的にも異なる人々が協力する。
主宰の佐藤さんは、「信仰をもって、聖書のみことばを書にするという一点で、皆さん一緒に会を作り上げている。
私は単なるまとめ役。
聖句書道は、軽い気持ちでは取り組めない。
単なる技量の問題ではなく、信仰や精神状態、自分のすべてが作品に出ますから。
ましてや、若い人たちの手本を書くことは、皆さん身の引き締まる思いで取り組んでおられると推測します」「ろごす」編集長の木下慶子さん(同盟基督・新潟福音教会員)は、自らが開いている書道塾に来る子らを見ていて、「最近の子らはコンピューターゲームなど、瞬間的に反応するものには強いが、じっくり腰を落ち着けてものごとに取り組むのが不得手」と感じる。
「書道は、じっくりした取り組みを身に付ける格好の機会と感じます」小中学生への取り組みは聖句書道にとって、十年来の祈りの課題だった。
昨今、若者を巡る事件が多いなか、今回の書道誌実現が、「教会やクリスチャンの、子どもたちに対する働きかけに、何か役立つことができたら」と佐藤さん。
岡山で、書道を用いた伝道を実践している牧師の赤江弘之さん(同盟基督・西大寺キリスト教会)も見本号に、「子供向けの伝道雑誌がみな廃刊してしまった今、子らに福音を伝える義務を果たすため書道誌が用いられることを願う」旨の推薦文を寄せている。
「ろごす」は4月より隔月発行で、年間購読2160円。
1冊400円。
1冊につき1点出品でき、2点目以降は出品料1点200円。
指導者用や肉筆見本もある。
問い合わせTEL025・228・2948(木下)