<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[18]--「福島の私」を置いてきちゃった 記・中尾祐子
震災後、福島から京都に引っ越しをした高1のみくにさんは、今年の春に福島に帰った。この前帰ってみて感じたことがある。それは、前と同じ風景で大きく変わったところは […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[17]--避難している、していない、じゃない 記・中尾祐子
みくにさんは今年高校 1年生。この春、京都の学校に無事入学したところだ。中1の夏に福島市から引っ越してきた。1年のときはクラスがまとまってしまっていて、なかな […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[16]--やっぱり放射能はこわいから 記・中尾祐子
星美さんは大学4年生。生まれは東京だが、父親が牧師で小2のときに福島のいわき市に移った。姉妹3人の長女。地震のときは、免許取り立ての友人の車で近くのサティで洋 […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[15]--兄弟妹が死ぬのはみたくない 記・中尾祐子
盾くんには社会人の兄、双子の兄、大学生の弟、高校生の妹の5人兄弟妹がいる。いま兄弟たちはそれぞれ東北や関東に住み、両親と妹は福島県いわき市に住んでいるが、元はみ […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[14]--自分の子どもに影響あったら悲しい 記・中尾祐子
せめて震災のときに政府が違う処置をとっていたら、SPEEDIが教えてくれていたらと、福島県の南相馬で被災したそらくんは言う。いまは友人の駿くんと一緒に新潟の高校 […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[13]--感情論はダメなのか? 記・中尾祐子
「高校生活は楽しい。何が楽しいか、うまくこたえられないけど楽しい。寮生活がいいのかも。いろんなやつがいるから」とそらくんは言う。生まれ育った南相馬の中2までの生 […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[12]--元気だったばあちゃんが 記・中尾祐子
そらくんは高校3年生。南相馬市で生まれ育った。震災で宮城の鳴子に避難し、いまはそらくんだけ新潟の寮のある高校に通っている。飯舘村に住んでいたおじいさん、おばあさ […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[11]SPEEDYは教えてくれなかった-- 記・中尾祐子
そらくんは前回登場した高校3年生の駿くんと同い年、幼なじみだ。駿くんとは保育園のときからずっと一緒で、震災まで福島県南相馬市に住んでいた。人なつっこい感じの駿く […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[10]--「なんとなく落ち着く場所」を離れて 記・中尾祐子
「汚染した場所全部をほかの場所に移せばいいってものでもない」と福島県南相馬市から避難して新潟の高校に通っている駿くんはいう。 「南相馬で毎年やっていた『馬追い』 […]
<フクシマの声を聴く 第2部>若い世代から[9]--本当は戻りたい帰りたい場所だけど 記・中尾祐子
駿くんはいま新潟の高校に通う3年生。サッカー好きな愛嬌のある男の子だ。うまく話せるかな、とちょっと心配そうにしている。 福島県南相馬市原町の出身で震災の時は中2 […]